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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、景気対策の発表などが支援材料

2019/9/12 9:28 FISCO
*09:28JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、景気対策の発表などが支援材料 【ブラジル】ボベスパ指数 103445.6 +0.40% 11日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比414.1ポイント高(+0.40%)の103445.6で取引を終えた。103035.9から104155.9まで上昇した。 終始プラス圏で推移し、後半は上げ幅を縮小させた。経済指標の改善が景気後退懸念をやや緩和させた。7月の小売売上高は前年同月比で4.3%増加し、前月のマイナス0.3%と市場予想のプラス2.2%を上回った。また、米中通商協議の進展期待なども引き続き支援材料となった。一方、上院における年金改革案の可決について、延期される可能性が高いとの見方が引き続き指数の足かせになった。 【ロシア】MICEX指数 2817.05 +1.06% 11日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比29.53ポイント高(+1.06%)の2817.05で取引を終了した。2782.95から2819.75まで上昇した。 売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商協議の進展期待が高まっていることが引き続き好感された。国内では、景気対策への期待が高まっていることが支援材料。成長目標を達成させるため、政府が追加の景気対策を検討するとの見方が広がった。 【インド】SENSEX指数 37270.82 +0.34% 11日のインドSENSEX指数は強含み。前日比125.37ポイント高(+0.34%)の37270.82、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.65ポイント高(+0.30%)の11035.70で取引を終えた。 買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。景気対策の発表などが支援材料。政府はこのほど、電気自動車(EV)産業の発展を促進するため、向こう10年は4000億ルピー(約6000億円)を投入する方針を示した。また、財務省は10日、減税など自動車産業が提出した要求を受け入れると発言。内需の落ち込みに伴い、自動車大手が相次いで大幅な販売減を記録している。 【中国本土】上海総合指数 3008.81 -0.41% 11日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.39ポイント安(-0.41%)の3008.81ポイントと続落した。 国内景気の減速懸念がくすぶる状況。10日発表された8月の物価統計では、企業活動の目安となる生産者物価指数(PPI)が前年同月比で0.3%下落し、3年ぶりの低水準に落ち込んだことが明らかにされた。8日に発表された8月の中国貿易統計では、人民元ベースで輸出の伸びが前年同期比2.6%にとどまり、市場予想(6.3%増)を大きく下回っている。もっとも、下値は限定的。米中協議の進展や中国の政策に対する期待感が根強いほか、海外マネーの流入が相場を下支えした。中国・香港間の相互取引スキームを通じた売買では、香港経由の本土株売買が10日まで9営業日連続の大幅買い越しとなっている。 《CS》