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6日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で5日続伸、自動車セクターに買い

2019/9/6 16:49 FISCO
*16:49JST 6日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で5日続伸、自動車セクターに買い 6日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.74ポイント(0.46%)高の2999.60ポイントと5日続伸した。上海A株指数も上昇し、14.41ポイント(0.46%)高の3142.49ポイントで取引を終えている。 米中貿易摩擦の緩和期待が強まる流れ。10月初めの米中通商協議に関し、中国政府の関係筋からは「今回の協議は合意に向けた“突破口”になる」との見方が出ている。中国の政策期待も根強い。現地メディアは5日、「9月中に預金準備率が引き下げられる可能性が高い」と報じた。 業種別では、自動車が高い。産業支援策の期待が浮上し、広州汽車集団(601238/SH)が3.9%、華域汽車(600741/SH)が2.8%、上海汽車集団(600104/SH)が2.7%ずつ値を上げている。商務部は5日、自動車産業向けの支援策を準備していると報告した。このほか、医薬品株、金融株、メディア関連株、航空・貿易関連株、不動産株の一角なども買われている。 半面、ハイテク株の一角がさえない。指紋認証ICなどの深セン市匯頂科技(603160/SH)が3.9%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)大手の聞泰科技(WINGTECH:600745/SH)が1.2%安とそろって反落する。聞泰科技は前日まで2日続けて上場来高値を更新するなど、足元ではそれぞれ上げが目立っていた。公益株、食品・飲料株なども売られている。 一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が0.75ポイント(0.28%)高の271.37ポイント、深センB株指数が1.66ポイント(0.17%)高の953.76ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》