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14日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で続落、運輸セクターに売り

2019/5/14 16:50 FISCO
*16:50JST 14日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で続落、運輸セクターに売り 14日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.10ポイント(0.69%)安の2883.61ポイントと続落した。上海A株指数も低下し、21.06ポイント(0.69%)安の3020.00ポイントで取引を終えている。 米中対立の激化を警戒。米国による制裁関税「第3弾」発動を受け、中国国務院は13日、昨年9月に追加関税の対象とした600億米ドル(約6兆5600億円)分の米国製品について、関税率を引き上げると正式発表した。これに対し、米政権は13日、「携帯電話など約3000億米ドル分の中国製品に、最大で25%の関税を課す」とした制裁関税「第4弾」の実施を正式に表明している。 ただ、下値は限定的。指数は一時プラス圏に浮上した。海外マネーの潜在的な流入が意識されている。指数算出のMSCIは14日、半期に一度の指数構成銘柄入れ替えを公表するとともに、グローバル株価指数のA株組み入れ比率を5→10%に引き上げる計画について詳細を説明した。引き上げは28日に実施する。 業種別では、運輸関連が安い。上海国際港務(600018/SH)が3.9%、中遠海運HD(601919/SH)が3.7%、中国南方航空(600029/SH)が2.6%ずつ値を下げた。消費関連株、インフラ関連株、ハイテク株、自動車株、不動産株なども売られている。 半面、金融株の一角はしっかり。中国人寿保険(601628/SH)が1.2%上昇した。軍需関連株、メディア関連株も物色されている。 一方、外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が1.76ポイント(0.59%)安の294.49ポイント、深センB株指数が6.31ポイント(0.66%)安の956.60ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》