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*09:46JST 概況からBRICsを知ろう～インドSENSEX指数は続伸、外国人投資家の買い継続が指数をサポート 【ブラジル】ボベスパ指数　97828.03　+2.79％ 12日のブラジル市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比198.59ポイント安(-0.20％)の97828.03で取引を終えた。98149.69から97266.94まで下落した。 前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をやや拡大させた。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、インフレ率の加速なども圧迫材料となった。2月の拡大消費者物価指数（前年比）は3.89％となり、前月の3.78％と市場予想の3.84％を上回った。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇や中国の景気テコ入れ策への期待などが支援材料となった。 【ロシア】MICEX指数　2468.25　+0.09% 12日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比2.31ポイント高(+0.09%)の2468.25で取引を終了した。2461.26から2479.40まで上昇した。 買いが先行した後は上げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。原油高や海外市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが先行。一方、指数の上値は重い。「ノルドストリーム2（ロシアとドイツの間で建設が計画されている天然ガスパイプライン」について、欧州議会が計画の中止に動いているとの報道が嫌気された。 【インド】SENSEX指数　37535.66　+1.30％ 12日のインドSENSEX指数は続伸。前日比481.56ポイント高(+1.30％)の37535.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同133.15ポイント高(+1.19％)の11301.20で取引を終えた。 買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、外国人投資家（FII）の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日までに14日連続の買い越しとなった。また、外資の流入加速や通貨ルピーの上昇も支援材料。統計によると、直近3週間の外資流入額は38億米ドル（約4218億円）以上に上ったという。ルピーの対米ドル為替レートも6カ月ぶりの高値水準を更新している。 【中国本土】上海総合指数　3060.31　+1.10％ 12日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比33.31ポイント高（+1.10％）の3060.31ポイントと続伸した。 中国の科学重視スタンスが好感された。科学技術部の王志剛・部長は11日の記者会見で、中国の基礎研究分野への投資が米国などに比べてまだ少ない現状に言及。基礎研究力の強化を図る方針を強調した。中国は2050年の「テクノロジー強国」躍進を目指す。基礎研究への投資拡大などを推進する方針だ。米中通商協議の進展もプラス。商務部は12日、「劉鶴副・首相は12日朝方に、ライトハイザー米通商代表部（USTR）代表やムニューシン米財務長官と電話で協議した」と発表した。 《CS》