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3日の中国本土市場概況:上海総合2.6%高で続伸、米中「休戦合意」追い風

2018/12/3 16:53 FISCO
*16:53JST 3日の中国本土市場概況:上海総合2.6%高で続伸、米中「休戦合意」追い風 週明け3日の中国本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比66.61ポイント(2.57%)高の2654.80ポイントと続伸した。約2週ぶりの高値水準を回復する。上海A株指数も上昇し、69.82ポイント(2.58%)高の2779.99で取引を終えた。 米中首脳の「休戦合意」がポジティブ。トランプ米大統領は1日の米中首脳会談で、中国への追加関税猶予を決定した。同氏はこれまで、「2000億米ドル相当の中国製品に対し、来年1月に10%から25%に予定通り引き上げる」と強調していたが、中国の知的財産権保護などに関する妥協点を探るため、90日間の猶予期間を設ける格好。貿易戦争の激化がひとまず回避される見込みだ。 上海総合の構成銘柄はほぼ全面高。なかでも、消費関連株の上げが目立っている。白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が7.8%高、メンズウエア販売チェーンの海瀾之家(600398/SH)が7.6%高、白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が6.4%高で引けた。保険株や証券株、ハイテク株、医薬株、自動車株なども急伸している。 外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が4.90ポイント(1.75%)高の284.32ポイント、深センB株指数が16.76ポイント(1.95%)高の875.72ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》