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1日の香港市場概況:ハンセン1.8%高で続伸、不動産の碧桂園が9.2%上昇

2018/11/1 18:00 FISCO
*18:00JST 1日の香港市場概況:ハンセン1.8%高で続伸、不動産の碧桂園が9.2%上昇 1日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比436.31ポイント(1.75%)高の25416.00ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が140.69ポイント(1.39%)高の10279.32ポイントとそろって続伸した。売買代金は1188億8700万香港ドルに拡大している(10月31日の売買代金は1063億6400万香港ドル)。 中国の政策期待と米市場のハイテク株高が相場を支えた。中国共産党中央政治局は10月31日の会議で、景気下押し圧力が高まっていると指摘したうえで、追加的な経済支援策が必要との認識を示している。昨夜の米株市場では、1株利益が予想を上回ったフェイスブックが急伸し、他のハイテク株にも買いが波及した。 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が9.2%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が7.9%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が7.4%高と上げが目立った。 業種別では、中国の不動産が高い。上記の碧桂園HDのほか、雅居楽集団HD(3383/HK)が8.3%、中国恒大集団(3333/HK)が8.0%、万科企業(2202/HK)が7.5%、中国金茂HD(817/HK)が6.7%、華潤置地(1109/HK)と中国海外発展(688/HK)がそろって4.7%ずつ値を上げた。当局は近く不動産規制を緩和する——との観測が流れている。 ゼネコンやセメント、建機などインフラ建設セクターもしっかり。中国中鉄(390/HK)が5.9%高、中国鉄建(1186/HK)が4.8%高、中国交通建設(1800/HK)が3.5%高、華潤水泥HD(1313/HK)が7.7%高、中国建材(3323/HK)が6.6%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が5.7%高で引けている。セメント銘柄は、市況の騰勢が続いていることを好感した。 中国の証券セクターも買われる。海通証券(6837/HK)が7.2%高、華泰証券(6886/HK)と広発証券(1776/HK)がそろて5.1%高、中信証券(6030/HK)と中国銀河証券(6881/HK)がそろって4.3%高と上昇した。証券取引印紙税の決定権が国務院に移管されるとの観測が浮上している。機動的な税率変更が可能となり、株式市場の活性化につながると期待された。 本土市場は小幅に3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.13%高の2606.24ポイントで取引を終えた。素材関連がしっかり。証券株、消費関連株、不動産株、自動車株、医薬株、ハイテク株なども物色されている。半面、時価総額上位の銀行株はさえない。発電株やエネルギー株なども売られた。 【亜州IR】 《FA》