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ギグワークス Research Memo(3):スキルシェアリング、シェアオフィス、Web3などで高い市場成長を期待

2025/1/22 11:03 FISCO
*11:03JST ギグワークス Research Memo(3):スキルシェアリング、シェアオフィス、Web3などで高い市場成長を期待 ■ギグワークス<2375>の市場・競合動向 「ギグエコノミー」とは、インターネットなどを通じて単発・短期の仕事を受注する働き方やそれによって成立する経済活動のことを言う。もともと「ギグ(Gig)」とは、ライブハウスなどで演奏者がゲストとして一度限りのセッションを行うことを意味する言葉である。「ギグエコノミー」は2015年頃から米国を中心に使われるようになった用語で、ネット仲介の配車サービスや宅配サービスなどに注目が集まったが、ソフトウェア開発やクリエイティブ系の仕事など様々な業務がある。シェアリングエコノミーの一分野であり、“スキルシェアリング”と呼ばれることもある。ギグエコノミーは、個人の働き方が多様化した1つの形態であり、日本国内においても、働き方改革、副業・兼業の容認拡大やフリーランスの増加のなかで、これからの本格的な普及が期待される。経済誌が巻頭特集で「ギグワーカー」(ギグエコノミーにおける働き手)を紹介するなど、国内でも注目度が上がってきた。ギグワーカーは、独立したフリーランスや個人事業主、学生や主婦、本業を持つビジネスマンなど多彩である。年々その数は増えており、近年は米国で6,000万人以上が副業を含めたギグワークに従事していると報告されている。日本においては新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)でリモートワークが一般的に普及し、また働き方改革により副業・複業を解禁する企業が増えたため、スキマ時間を有効活用する人口が増加し、フリーランス人口は1,577万人(出所:ランサーズ<4484>「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」)と高水準で推移している。これは生産年齢人口6,917万人(2021年)の22.8%に相当し、5人に1人がフリーランスと言える。また、副業・兼業という観点からも働き方は変化している。Job総研調べ「2023年 副業・兼業の実態調査」によると「現在副業・兼業をしている」と答えた人は22.6%であり、一定数が複数の仕事を持つワークスタイルを開始している。また「今後、副業・兼業をしたい」と回答した“潜在副業人口”は85.5%に達する。これらの変化は、2019年頃から本格化した働き方改革やコロナ禍でのテレワークの普及、各業界での人材不足なども影響している。 市場成長の背景には、必要な時に必要なだけ仕事ができるという利便性の高いマッチングサイト・アプリの存在があり、プラットフォーム提供企業の役割が重要となる。世界的にギグエコノミーをリードするのは、米国に本社を置くUber Technologies<UBER>やUpwork<UPWK>などのプラットフォーマーである。国内企業でも多くの企業がギグエコノミー関連事業(スキルシェアリング事業)を展開しており、同社のほか、クラウドワークス<3900>、ランサーズ、ビザスク<4490>、ココナラ<4176>、みんなのマーケット(株)(「くらしのマーケット」を運営)などが該当する。 また、同社のオンデマンドエコノミー事業ではWeb3関連の新規事業にも取り組んでいる。2023年現在で約2,800億円の市場ではあるが、今後、年平均60%増以上の急成長が予想され、2027年には約2.4兆円に達するとの予測がある(情報通信白書)期待の市場である。 また、同社が業界をリードするシェアオフィス市場も、直近3年間に年率20%以上の成長を遂げてきた成長市場であり、今後も一定の成長ペースが期待できる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《HN》
関連銘柄 5件
2375 東証スタンダード
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時価総額 5,703百万円
コールセンター等のBPO業務を人材確保、業務構築、品質管理まで一括で提供するオンデマンドエコノミー事業が主力。デジタルマーケティング事業等も。シェアリングエコノミー事業では既存店の稼働率向上を優先。 記:2024/10/11
3900 東証グロース
1,306
1/22 15:30
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時価総額 20,575百万円
国内最大級のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」の運営を行う。ビジネス向けSaaS事業「クラウドログ」等も手掛ける。登録クライアント数は97万社超。サーキュレーションを持分法適用関連会社化。 記:2024/06/18
4176 東証グロース
343
1/22 15:30
-5(%)
時価総額 8,206百万円
個人のスキルを売買するサイト「ココナラ」を運営。ココナラ法律相談の運営やハイクラスの業務委託コンサルの紹介等も。メディア部門は売上拡大傾向。法律相談は有料登録弁護士数が順調増。ココナラ経済圏の拡大に注力。 記:2024/06/07
4484 東証グロース
231
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±0(%)
時価総額 3,753百万円
国内最大級のクラウドソーシング・仕事依頼サイト「ランサーズ」を運営。フリーランスエンジニア特化の案件紹介サービスなども。丸井グループと資本業務提携。累計登録者数は260万人超。営業人材中心に採用強化予定。 記:2024/11/10
4490 東証グロース
999
1/22 15:30
+4(%)
時価総額 9,234百万円
知見プラットフォーム事業を手掛ける。登録エキスパートに1時間単位のインタビューが行える「ビザスクinterview」が主要商材。登録者数は65万人超。27.2期調整後EBITDA20億円以上目指す。 記:2024/10/29