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レジル Research Memo(6):2025年6月期も2ケタ増益を目指す

2024/10/31 16:56 FISCO
*16:56JST レジル Research Memo(6):2025年6月期も2ケタ増益を目指す ■レジル<176A>の業績動向 3. 2025年6月期の業績見通し 2025年6月期は、売上高44,016百万円(前期比13.7%増)、営業利益3,130百万円(同12.1%増)、経常利益3,084百万円(同11.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,198百万円(同10.6%増)と2ケタの増収増益を見込んでいる。 同社は事業者間での競争は活発化するものの、資源価格が引き続き落ち着いた水準で推移すると想定している。このため売上高・売上総利益ともに堅調に伸びるが、2024年6月期に3割以上増員した影響が人件費に残ること、新設したマーケティング本部の本格稼働、業務委託費など成長に伴う先行投資の発生により販管費の伸びが大きく、営業利益は売上高の伸びをやや下回る予想となっている。ただし、業務委託費はコントローラブルなことから、2025年6月期は上方も下方も大きな振れは考えにくい。2026年6月期については、人件費と広告費は成長を加味した通常ベースになることから、販管費率の改善が期待される。 分散型エネルギー事業は、前期までの積み上がりに加え、他社一括受電事業者からのリプレイスを中心にマンション一括受電及びマンション防災の両サービスを拡販して導入戸数を増やす計画のため、売上高で前期比19.1%増、営業利益で同4.7%増を見込んでいる。グリーンエネルギー事業は、市場環境を踏まえた営業活動や仕入調達の柔軟性強化などを通じて収益性向上に務める一方、目標の再生可能エネルギー比率100%の早期達成に向けて取り組む方針である。2024年6月期が好業績だったためハードルはやや高いが、売上高で同3.4%増、営業利益で同12.3%増を目指す。エネルギーDX事業は、引き続き新電力大手や地域新電力を中心に新規顧客の獲得を進めるとともに、メニュー拡大などによる顧客単価の向上、エンドユーザー数増加による提供先事業者の収益拡大を想定し、売上高で同36.1%増、営業利益で同27.0%増を見込む。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《YS》
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1993年にコスト削減コンサルティング事業を主力事業として創業。2004年の高圧電力の小売自由化を受け、電気料金のコスト削減を実現するマンション一括受電サービスを開始。2021年にエネルギーDX事業を開始。 記:2024/05/15