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イード Research Memo(3):Webメディア・コンテンツを効率的に運用する自社開発システムが強み

2024/9/13 11:33 FISCO
*11:33JST イード Research Memo(3):Webメディア・コンテンツを効率的に運用する自社開発システムが強み ■イード<6038>の事業概要 3. 特徴と強み (1)「iid-CMP」 同社の強みは、CP事業において数多くのWebメディアやコンテンツを効率的に運用するためのプラットフォーム「iid-CMP」(イード・コンテンツ・マーケティング・プラットフォーム)を自前で構築していることにある。「iid-CMP」では主に4つの機能により、Webメディアの早期収益化が実現できる。1) 高い集客機能(SEO施策、SNS対応、Webページ高速表示、スマートフォンを含めた最適なユーザビリティとユーザーエクスペリエンスなど)による売上アップの実現、2) ローコストオペレーション(システムの共同利用・CPUリソース分散機能、ポータルサイトへのニュース記事提供フォーマットの共有化、最適なネットワーク広告・アフィリエイト広告の共同運用など)によるコスト最適化、3) データベースの蓄積・管理機能(コンテンツにより取得したビッグデータ管理)、4) コンテンツマネジメント機能(ニュース記事・写真の投稿、文章校正・類似度チェック)による編集の効率化などである。 (2) M&A戦略 同社は自社開発だけでなく、M&AによりWebメディア・コンテンツの取得を積極的に進めている。M&Aについては、経営陣の人的ネットワークを主な情報入手ルートとしており、常時5サイト程度を検討している。事業取得する場合は、投資回収期間5年を目安に計画を策定し、取得後2年以内の黒字化達成を事業継続の判断基準としている。「iid-CMP」のプラットフォームを活用することでコスト低減と売上アップを実現し、手掛けたWebサイトのほとんどが収益化している。20年を超えるWebメディアの運営実績やM&Aの成功実績から、最近では相手先から売却交渉の声が掛かるケースも増えており、これら候補案件の中から有力メディアを精査している。また適正価格を評価できるノウハウを有していることも同社の強みと言える。 そのほか、新規事業領域での協業を目的とした戦略的な出資も積極的に実施している。出資案件のうち株式上場を果たした企業は、クリエイター向けプラットフォーム「note」を運営するnote<5243>、自動車のサブスクサービス「定額カルモくん」を展開するナイル<5618>の2社があり、未上場企業としてはMaaS領域でシェアリングエコノミーサービスを展開するキャンピングカー(株)、バーチャルキーやEV用小型充電器を展開する(株)ジゴワッツなどがあり、直近では2023年10月にインターネット総合映画メディア「シネマトゥディ」を運営する(株)シネマトゥディとも資本業務提携を行った。また、Web3/NFT領域のスタートアップ支援を展開するアクセラレーターのArriba Studio PTE.LTD.(シンガポール)にも2022年6月に出資しており、Arriba Studioを通じて最先端情報の収集を図ると同時に国内外の有力なWeb3スタートアップとの協業を模索し、自社メディアの成長につなげる考えだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
関連銘柄 3件
5243 東証グロース
493
9/19 15:00
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時価総額 7,310百万円
メディアプラットフォーム「note」、法人向け情報発信SaaS「note pro」を運営。累計会員登録者数は810万人超。公開コンテンツ数は4500万件超。note pro事業は有料契約数が積み上がる。 記:2024/08/19
5618 東証グロース
374
9/19 15:00
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時価総額 3,192百万円
DX&マーケティング支援やアプリレビューサイト「Appliv」の運営等を行うホリゾンタルDX事業、マイカーサブスクサービス等の自動車産業DX事業を展開。DX&マーケティング事業は堅調な成長が続く。 記:2024/07/05
6038 東証グロース
766
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時価総額 3,850百万円
自社開発プラットフォーム利用のサイトを複数運営。調査サービスやECシステムも。24.6期上期は好採算のネット広告が足踏み。だが前期買収会社の貢献もあって広告以外の拡大続く。通期では増収増益・増配を見込む。 記:2024/04/15