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はてな---2Qも増収、売上高・利益ともに通期業績予想に対して順調に進捗

2024/3/18 10:49 FISCO
*10:49JST はてな---2Qも増収、売上高・利益ともに通期業績予想に対して順調に進捗 はてな<3930>は15日、2024年7月期第2四半期(23年8月-24年1月)決算を発表した。売上高が前年同期比3.4%増の16.22億円、営業利益が同82.5%減の0.17億円、経常利益が同66.2%減の0.31億円、四半期純利益が同61.9%減の0.20億円となった。 コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前年同期比15.7%減の1.86億円となった。主力サービスの「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、「はてなブログ」の個人向け有料プラン「はてなブログPro」などは、各種SNSの普及による競争激化も相まって、契約件数や投稿数が減少したことなどの影響で、課金売上は低調に推移した。法人向けの「はてなブログBusiness」については、堅調に推移した。有料課金サービスについては、個人・法人向け問わずに機能拡充を図りながら、契約件数を着実に積み上げ、広告収入以外の収益基盤を育成してきた。 アドネットワーク広告は、検索流入の減少や、広告単価の下落などを要因として、売上は伸び悩んだ コンテンツマーケティングサービスの売上高は同7.2%減の3.40億円となった。「はてなブログMedia」については、幅広い企業層に対してサービス提供実績を積み上げてきた。フルサービスを提供する「レギュラープラン」はもとより、廉価版の「ライトプラン」、採用マーケティングの一環として、素早く安価にオウンドメディアを立ち上げられる「採用オウンドメディアプラン」を新たな軸として、サービス訴求してきた。また、販売戦略として、人材関連企業による代理販売を通じて新たな顧客にアプローチした結果、新規導入のメディア数が増加した。その結果、「はてなブログMedia」の運用数合計は145件(前年同期比16件の増)となった。一方で、一部の個別案件において、広告出稿の手控えにより、継続的な受注に至らず、厳しい販売環境となった。 テクノロジーソリューションサービスの売上高は同11.7%増の10.95億円となった。マンガビューワ「GigaViewer for Web」については、「コミック・アーススター」(サービス提供者:アース・スターエンターテイメント)の1サービスに搭載され、合計16社、搭載累計22サービスとなった。マンガビューワ「GigaViewer for Apps」は、うち1サービスに搭載され、Web版、アプリ版の両輪により、売上は堅調に推移した。受託サービスについては、複数の受託開発案件で成果物の納品及び検収が完了した。また、開発中の「大型マンガアプリ開発案件」は、完全な履行義務の充足の時点を、当年度の下期に見込んでいる。保守運用サービスは、運用案件数の積上げにより、売上成長に繋がった。 「Mackerel(マカレル)」については、AWS(アマゾンウェブサービス)のパートナー制度「AWS パートナーコンピテンシープログラム」において、「AWS DevOps コンピテンシー」認定を、国内企業で初めて取得している。また、「AWS Partner Network(APN)Award2019」において、「Mackerel(マカレル)」を通じたAWSへのビジネス貢献が評価され、「APN Technology Partner of the Year 2019 - Japan」を受賞している。更に、AWSのパートナー制度「AWS Graviton Ready」においても、同社が国内企業で初めて認定を取得している。これにより、AWSの中で、サーバー監視サービスとしての認知度が向上し、更なる導入実績の積上げを図ることができた。 2024年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比9.6%増の34.52億円、営業利益が同72.3%減の0.48億円、経常利益が同73.6%減の0.48億円、当期純利益が同66.7%減の0.33億円とする期初計画を据え置いている。 《SI》
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マンガビューワ「GigaViewer」を中心とする受託サービスなどのテクノロジーソリューションサービスが主力。はてなブログ、はてなブックマーク等のサービスも。受託サービスが成長の柱。出版社DX支援に注力。 記:2024/10/05