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ミダックHD Research Memo(5):廃棄処分事業の売上高・営業利益が拡大基調。営業利益率も上昇基調

2024/1/12 14:35 FISCO
*14:35JST ミダックHD Research Memo(5):廃棄処分事業の売上高・営業利益が拡大基調。営業利益率も上昇基調 ■ミダックホールディングス<6564>の事業概要 3. セグメント別の推移 セグメント別売上高、営業利益、営業利益率の過去5期(2019年3月期~2023年3月期)及び2024年3月期第2四半期累計の推移は以下のとおりである。構成比で見ると利益率の高い廃棄物処分事業が約9割を占めている。主力の廃棄物処分事業は売上高・営業利益とも右肩上がりの拡大基調である。そして営業利益率も上昇基調で、2019年3月期の35.5%から2023年3月期の49.8%まで14.3ポイント上昇した。事業規模拡大に伴う増収効果に加えて、特に利益率の高い焼却(中間処理)や最終処分の売上構成比が高まっていることも寄与している。この結果、連結ベースの営業利益率は2019年3月期の23.5%から2023年3月期の35.5%まで12.0ポイント上昇し、極めて利益率の高い収益構造となっている。 法的規制リスクに対してガバナンスを強化、市場競合リスクは小さい 4. リスク要因・収益特性と課題・対策 リスク要因としては、法的規制、最終処分場の開発、景気変動などによる廃棄物排出量の増減、市場競合の激化などがある。法的規制については、廃棄物処理法及びその関係法令による規制があるが、業務停止命令や許可取消等の行政処分を受けることのないよう、グループ全体のガバナンスを強化してコンプライアンス遵守に努めている。 最終処分場ついては所定の埋め立て容量を埋めてしまうと操業を終了するが、新たな最終処分場の開発には自治体との事前協議、土地選定・取得、環境アセスメント調査、地域住民への説明などを経て、自治体の許可を取得したうえで建設着工する。かなりの期間を要するため、中長期的な事業計画に沿って新たな最終処分場の開発計画を推進している。廃棄物排出量については当面は特に大きな変化は見られず、今後も一定の廃棄物排出が継続すると予測されている。 市場競合については、同社グループは一貫処理体制を構築して競合優位性を維持しており、競合激化による業績悪化のリスクは小さいと弊社では考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《AS》
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産業廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処分を行うミダックを中核とする持株会社。廃棄物処分事業の売上構成比率が高い。仲介管理事業なども手掛ける。「奥山の杜クリーンセンター」の廃棄物受託量の増加などに注力。 記:2024/07/28