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DEAR・L Research Memo(6):プロジェクトの大型化が進展。セールスプロモーション事業を第2の柱に(3)
2023/12/25 15:06
FISCO
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*15:06JST DEAR・L Research Memo(6):プロジェクトの大型化が進展。セールスプロモーション事業を第2の柱に(3) ■ディア・ライフ<
3245
>の事業概要 3. 関連会社パルマ (1) 成長性が高いセルフストレージ市場 セルフストレージ市場は潜在成長力の高い市場である。持分法適用関連会社で2015年に東証マザーズ(現在は東証グロース市場)に上場したパルマは、この高成長が期待されるセルフストレージ事業者向けのサービスを多面的に提供しており、業界におけるサービスプロバイダーとしての第一人者である。上場を果たしたことで認知度・信用力がさらに高まったパルマは、今後もこの成長余地の大きいセルフストレージビジネスを支えるマーケットリーダーであり続けることが大いに期待される。 「セルフストレージ」とはレンタル収納スペースの総称であり、今後個人利用の大きな拡大が見込まれている。個人利用では主に家財・日常使用頻度の低い物品の保管などに利用される。遺品の保管や、都心の狭小住空間を補完する収納空間としての需要が増えてきており、また引越し・移転や離婚時の一時的な荷物保管としてのニーズも大きい。このように個人の潜在需要が大きく見込まれるため、物件供給やサービスの普及に合わせて市場の急拡大が予想されている。 (2) 競争力の高いセルフストレージ事業者向けサービス 事業の2本柱は「ビジネスソリューションサービス」、「ターンキーソリューションサービス」である。2023年9月期は、「ビジネスソリューションサービス」は堅調だったものの、「ターンキーソリューションサービス」が前期実績を下回り、全体の売上高は2,354百万円(前期比15.3%減)となった。 パルマが行う「ビジネスソリューションサービス」とは、ユーザーからの問い合わせ対応、申し込み・解約受付、日々の集金・決済手段提供、入金管理、滞納保証・管理はもちろんのこと、さらには物件の巡回清掃までの実務を一手に代行する業務だ。事業者は、数多くのエンドユーザーへの個別対応や、小口入出金の多い資金管理を一括してアウトソーシングできる。既に相応の受託シェアを有するビジネスソリューションサービスは効率的なオペレーションを提供できていることから、競争力が非常に高い。直近では、同サービスの特徴である、Web等を活用した非対面での受付・契約代行サービスが、コロナ禍におけるニーズに合致し、受託機会が増加している。また、国内最大級のWeb予約決済・在庫管理システム「クラリス」の運営とWeb集客サイト「クラギメ」の管理運営代行をしており、事業者の効率的な事業運営をサポートしている。 パルマの「ターンキーソリューションサービス」は、事業計画から物件開発、運営までのフルサービスを提供する。新商品を求める大手不動産事業者、ポートフォリオの多様化を図る不動産投資家、海外での先行事例を熟知している海外投資家など多くの潜在投資家が日本のセルフストレージ市場への投資に関心を持っている。パルマが提供する「新規開業に必要なサービスをパッケージにしたターンキーソリューションサービス(あたかも鍵を回すだけで運転可能な施設を提供するサービス)」の潜在需要は非常に大きい。2023年9月期はシンガポールやオーストラリアの投資グループに投資機会を提供した。 (3) 日本郵政グループの経営資源を有効活用し新たな発展ステージへ 2018年5月、パルマは日本郵政グループの100%子会社である日本郵政キャピタル(株)を割当先とする第三者割当増資を実施した。さらに、日本郵政キャピタルとのパートナーシップをより強固なものとし、パルマの既存株主への希薄化の影響を最小限にとどめるために、同社から日本郵政キャピタルへパルマ株式の一部を譲渡した。現在のパルマ株式所有比率は、日本郵政グループが18.95%、同社が39.36%(非連結)となっている(2023年9月末時点)。 パルマにとっては、信用力・財務基盤が強化されるとともに、日本郵政グループの保有資産の有効活用の一環としてセルフストレージ施設を供給するなど、大きな成長機会の創出が期待できる。日本郵政グループとしても全国23,603(2023年9月末)の郵便局施設をはじめとした、保有資産の収益性・資産効率の向上が可能となる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《AS》
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3245 東証プライム
ディア・ライフ
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時価総額 47,366百万円
不動産開発、不動産投資等を行うリアルエステート事業が主力。ワンルームマンション「DeLCCS」シリーズ等を展開。セールスプロモーション事業等も。東京都心エリアの住居系不動産用地の積極的な仕入を図る。 記:2024/07/05
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