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前澤給装 Research Memo(2):給水装置のトップメーカーとして生活に欠かせない「水」の安定供給を支え事業拡大

2023/12/14 16:12 FISCO
*16:12JST 前澤給装 Research Memo(2):給水装置のトップメーカーとして生活に欠かせない「水」の安定供給を支え事業拡大 ■会社概要 1. 会社概要 前澤給装工業<6485>は東京都目黒区に本社を置く給水装置の総合メーカーとして、サドル付分水栓、止水栓、継手といった製品の設計・製造・販売を行っている。会社指針「QSO」(Quality, Safety & Originality)、『品質は人格であり、安全は協調であり、独創は改革である』に基づき、「きれいな水」「安全な水」「おいしい水」を届けることを使命に、大切な水を人々の暮らしへとつなぐ給水装置のトップメーカーとして成長してきた。近年は屋内給水・給湯配管部材や床暖房部材の製造販売など水に関わる事業を拡大し、空調設備向け製品の販売も開始するなど「快適な住空間」を提供することに加え、顧客ニーズに合わせた新製品の開発も行い、2023年3月期には売上高31,008百万円と、2期連続で過去最高の売上更新を達成した。 2. 沿革 同社は1937年に前澤慶治氏が東京都中央区に上下水道用諸機械器具の販売を手掛ける前澤グループ3社(前澤工業、前澤化成工業、前澤給装工業)の祖、昭和製作所として創業し、戦後、前澤バルブ工業(現 前澤工業<6489>)として株式会社に改組した。その後、高まる水道インフラ需要に合わせて事業領域を区分けするため、同社や前澤化成工業<7925>を分社した。主に上水道末端の給水装置を専門に扱う同社は、1957年東京水道工業(株)として独立、1965年に前澤給装工業へ社名変更した。また、下水排水などの樹脂水道品(塩ビ品)を扱う分野を1954年硬質エンビ工業(株)として独立したのが現在の前澤化成工業である。 同社は以降、工場建設や物流センター開設等を積極的に進めて全国展開を行い、1991年に株式を日本証券業協会に店頭登録、1998年に東証市場第2部に上場、2005年には同市場第1部に銘柄指定を行い、2022年4月からの同市場区分再編に伴いプライム市場へ移行した。同社が成長ドライバーとしている住宅・建築設備事業では、2020年3月に住商メタレックス(株)の床暖房事業を買収(前澤リビング・ソリューションズ(株))し、さらにグループ間の効率化促進による収益基盤の強化を目的に、2023年4月に吸収合併した。なお同社は2023年4月1日施行の東証の規則改正に伴い、プライム市場の上場維持基準の適合状況や同社を取り巻く事業環境等を総合的に勘案、プライム市場の上場維持基準に適合しているものの、スタンダード基準がより適合性があるとの判断で、2023年9月22日にスタンダード市場への選択申請を決定し、10月20日にスタンダード市場に移行した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘) 《SI》
関連銘柄 3件
6485 東証スタンダード
1,341
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時価総額 30,843百万円
水道用給水装置の国内最大手。サドル付分水栓、止水栓、継手などを手掛ける。給水装置事業は価格改定効果などで堅調。マンション等集合住宅向け給水・給湯配管システム品は納入集中。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/04/16
6489 東証スタンダード
1,463
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時価総額 31,346百万円
上下水道用機器・水処理装置メーカー。1937年創業。上下水道用バルブ・ゲート、浄水場や下水処理場等の設備・システム等を手掛ける。配当性向30%目安。事業領域の拡充、メンテナンス事業の拡大等に取り組む。 記:2024/05/17
7925 東証プライム
1,856
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時価総額 29,199百万円
上下水道製品会社。環境機器や非常用浄水装置、ゲリラ豪雨対策製品、災害時マンホールトイレなども展開。管工機材部門は売上増。ビル設備分野製品「ビニコア」の拡販や価格改定効果等が寄与。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/13