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テンポイノベーション---2Q決算を発表。売上高は過去最高も、将来に向けた投資の影響により減益

2023/11/6 10:37 FISCO
*10:37JST テンポイノベーション---2Q決算を発表。売上高は過去最高も、将来に向けた投資の影響により減益 テンポイノベーション<3484>は2日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)の決算を発表した。売上高が前年同期比16.3%増の70.98億円、営業利益が同5.3%減の5.25億円、経常利益が同3.9%減の5.58億円、四半期純利益が同4.3%減の3.81億円。売上高は2桁成長で過去最高を更新したものの、給与・役員報酬や採用費等の増加により、営業利益以下の各段階利益は前年同期比で数%の減益となった。 店舗転貸借事業は、転貸借物件数が前事業年度末比119件増の2,335件となり、売上高66.26億円(前年同期比12.2%増)となった。営業利益は4.23億円(同17.3%減)であったが、これは採用費、給与、システム関連費用等、将来に向けた投資の影響によるものだという。 不動産売買事業は、店舗転貸借事業を更に推進する為、不動産業者との関係強化を目的として、店舗不動産の仕入販売や建築販売を実施している。2Qにおいては経済社会活動の正常化に伴い、市場における様子見傾向が軽減するなかで、6物件を売却、6物件を取得している。その結果、売上高4.72億円(前年同期比139.1%増)、営業利益1.02億円(同135.0%増)と好調であった。 24年3月期の連結業績予想については、5月公表のものから変更なく、売上高148.44億円(前期比13.6%増)、営業利益12.76億円(前期比5.3%増)、経常利益13.06億円(前期比8.8%増)、当期純利益8.91億円(前期比0.7%増)。海外景気の下振れ、金融資本市場の変動、物価上昇、新型コロナの感染再拡大などのリスクもあり今後の見通しは不透明としながらも、インバウンドを含む人流の回復が顕著となる中で、市場性の高い店舗物件の仕入に注力する方針という。 配当は、経営基盤の強化や将来の事業展開のために必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的に実施していくことを基本方針としており、2024年3月期の1株当たり配当額は20円と3期連続の増配を予想している。 《SO》
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店舗転貸借事業を展開するテンポイノベーションを中核とする持株会社。不動産売買事業、家賃保証事業も展開。クロップス傘下。好立地、小規模、居抜き店舗物件の仕入れを積極化。不動産売買事業は顧客開拓に注力。 記:2024/10/11