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オンコリス Research Memo(13):テロメライシンの2025年上市が収益化に向けた転換点となる見通し

2023/10/4 15:43 FISCO
*15:43JST オンコリス Research Memo(13):テロメライシンの2025年上市が収益化に向けた転換点となる見通し ■業績動向と財務状況 3. 中長期の成長イメージ オンコリスバイオファーマ<4588>は中長期の成長戦略として、国内でのテロメライシンの上市と適応追加並びに米国での開発を進めていくことを最優先に取り組む方針だ。また、事業形態もライセンス型事業モデルに加えて、製造販売まで行う製薬企業型事業モデルでの体制構築を進め、パイプラインの状況や開発する地域に応じて最適な事業モデルで展開し、企業価値の向上を目指す。米国ではアムジェンなどに代表されるようにライセンス型事業モデルのベンチャーが自社販売で成功してメガファーマに飛躍を遂げるケースも多く、自社販売を行う戦略についてマイナスのイメージはない。 テロメライシンの上市時期は早くて2025年になるため、それまでは先行投資期間が続くことになる。ただ、テロメライシンの上市に成功すれば、その後は国内外で適応拡大を進めながら製品価値を高めていくことが可能となり、収益化ステージへ移行する道筋もクリアになると思われる。前述したとおり、テロメライシンは食道がんで国内外合わせて1,000億円超の潜在需要がある。もちろん、新たな治療法や治療薬の開発も進んでいるため、すべての需要を取り込むことは難しいが、テロメライシンの「手術をしなくてもがんを治すことができる」という特徴が広く認知されるようになれば、テロメライシンの売上が拡大し企業価値も大きく向上する可能性はある。さらには、腫瘍殺傷能力の高い次世代テロメライシン「OBP-702」や、神経変性疾患向けの開発が進む「OBP-601」などのポテンシャルも考えると期待値は大きく、今後の開発の進展に期待したい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SO》
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ウイルス遺伝子改変技術を用いてがん治療薬を開発する「ウイルス創薬」バイオベンチャー。テロメライシンは富士フイルム富山化学と国内販売提携契約を締結。研究開発費は増加。23.12期通期は米国売上が増加。 記:2024/02/25