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神戸物産 Research Memo(6):3事業が揃って2ケタ増収を達成(2)

2023/1/16 17:06 FISCO
*17:06JST 神戸物産 Research Memo(6):3事業が揃って2ケタ増収を達成(2) ■神戸物産<3038>の業績動向 (2) 外食・中食事業 外食・中食事業の売上高は前期比88.3%増の7,323百万円、営業損失は119百万円(前期は455百万円の損失)となった。「馳走菜」や直営展開している「プレミアムカルビ」の店舗数拡大により大幅な増収となった。利益面では、「馳走菜」が増益となったことに加え、「神戸クック・ワールドビュッフェ」「プレミアムカルビ」ともに損失額が縮小した。 「神戸クック・ワールドビュッフェ」の出店状況は、出店が3店舗(3店舗全てが臨時休業中または退店した店舗のリニューアルオープン)、退店が7店舗となり、前期末比4店舗減の11店舗となった。コロナ禍対応としてテイクアウトサービス等の取り組み強化、収益改善施策としてメニューの改廃※を実施したほか、リニューアル店舗が地元メディアに取り上げられ認知度向上につながったこともあり、既存店ベースでは増収・損益改善した。 ※価格及びメニュー(アルコールやデザートメニューの充実)を改定した。2022年5月より直営のハーバーランド店で、同年7月から全店で実施している。 焼肉オーダーバイキングの「プレミアムカルビ」は6店舗を出店し、前期末比6店舗増の16店舗となった。店内手作りのジェラート&デザートメニューや、旬の素材を使ったデザートビュッフェが女性客を中心に好評で、客足は順調に伸びている。当面は直営での店舗拡大を継続するため積極的な人材採用を行っていること、本部費用が一定程度掛かることなどから損失計上が続いているが、既存店については順調に利益が出始めているようだ。 中食業態である「馳走菜」は38店舗を出店し、前期末比38店舗増の87店舗となった。原材料価格の高騰が続くなか、一部商品の価格改定やメニューの改廃、調理オペレーションの効率化などに取り組み、価格優位性を維持していることや、店内調理による出来立て感・ボリューム感が支持され、既存店売上高は堅調に推移した。また、「業務スーパー」の集客力向上へのシナジーが高いことから、加盟店の出店意欲も向上しており、出店数の大幅増につながった。 (3) エコ再生エネルギー事業 エコ再生エネルギー事業の売上高は前期比18.1%増の3,152百万円、営業利益は同40.8%増の676百万円となった。売上高は2021年5月に稼働を開始した太陽光発電所1ヶ所(大阪府、約9.9MW)が通年で寄与したことに加えて、2022年6月に稼働を開始したグループ最大規模の太陽光発電所(福島県、約18.9MW)が稼働したことによる発電量の増加が増収要因となった。減価償却費が同212百万円増の1,075百万円となったものの、設備メンテナンスを実施した木質バイオマス発電所のコスト改善が進んだことなどから、営業利益率は同3.5ポイント上昇し21.5%となった。2022年10月期末の発電能力は前期末比49.3%増の約57.2MW(太陽光発電所が18ヶ所で約51.0MW、木質バイオマス発電所が1ヶ所で約6.2MW)であった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TY》
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時価総額 979,488百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24