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神戸物産 Research Memo(4):原材料価格高騰や円安の影響を増収とコスト削減効果で吸収し、最高業績を連続更新

2023/1/16 17:04 FISCO
*17:04JST 神戸物産 Research Memo(4):原材料価格高騰や円安の影響を増収とコスト削減効果で吸収し、最高業績を連続更新 ■業績動向 1. 2022年10月期の業績概要 神戸物産<3038>の2022年10月期の連結業績は、売上高で前期比12.4%増の406,813百万円、営業利益で同1.9%増の27,820百万円、経常利益で同10.4%増の32,125百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同6.3%増の20,832百万円となり、いずれも過去最高を連続更新した。営業利益及び経常利益は9期連続、親会社株主に帰属する当期純利益は8期連続の増益となる。 会社計画比では、売上高が7.1%上回った。これは、「業務スーパー」の店舗数拡大に加えて、既存店向け出荷額が想定を上回ったことが主因となる。一方、営業利益は3.4%下回った。原材料価格の高騰や為替の円安進行※1などで仕入コストが想定以上に増加し、売上原価率が前期比0.4ポイント上昇したほか、業務スーパー事業の運送費増加、「プレミアムカルビ」の出店拡大に伴う人件費等の増加により、販管費率が同0.2ポイント上昇したことによる。ただし、増収効果によって前期比では増益を確保した。なお、販管費は同2,964百万円増加したが、主な増加要因としては運送費1,126百万円、人件費※2 740百万円、賃借料195百万円、減価償却費172百万円、「プレミアムカルビ」の出店費用や光熱費であった。円安進行による輸入商品の仕入コスト上昇分については為替予約などである程度ヘッジでき、営業外収益(為替差益及びデリバティブ評価益)が前期比2,222百万円増加したことから、経常利益は会社計画比で10.0%上回った。なお、特別損失が前期比で増加したが、主に土地や工場の遊休設備による減損損失994百万円を計上したことによる。 ※1 期中平均為替レートは前期の108円/米ドルから127円/米ドルになった。 ※2 人件費=賃金給料及び諸手当+法定福利費+賞与引当金繰入額+退職給付費用 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TY》
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冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24