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IIF Research Memo(7):2026年3月期に売上高5,900百万円、営業利益750百万円を目指す

2022/7/27 15:07 FISCO
*15:07JST IIF Research Memo(7):2026年3月期に売上高5,900百万円、営業利益750百万円を目指す ■中期的な経営方針 中期的な経営方針としてインターネットインフィニティー<6545>は、2022年6月に「事業計画及び成長可能性に関する事項」を更新した。この中で、持続的な成長と中期的な企業価値向上に向けてグループ中期ビジョン「中期ビジョン2025~健康寿命延伸社会の実現に向けて~」を定め、「身体の健康」「脳と心の健康」「社会参加」に取り組むことで健康寿命延伸の実現を目指している。また、重点戦略としては、既存事業を拡大するとともに新たなソリューションを開発・提供していくことで、健康寿命延伸に向けた取り組みを加速させていく。これらを推進することで、最終年度である2026年3月期に売上高5,900百万円、営業利益750百万円、親会社株主に帰属する当期純利益492百万円、ROE20.0%、売上高営業利益率12.9%の達成を目指す。このうちROE及び売上高営業利益率を主要経営指標に掲げているが、高付加価値サービスの提供による利益率向上を目標とし、それによりROEを高めていく方針だ。 セグメント別の売上計画は以下のとおり。 (1) レコードブック事業 2026年3月期に売上高2,850百万円を計画している。既存加盟店に対して業績向上支援に注力することで、2店舗目・3店舗目の出店を促し、今後3~4年でフランチャイズを中心に「レコードブック」総店舗数を400店舗まで増店する計画である。この結果、レコードブックブランドの競争力強化のほか、物販やケアサプライ事業・Webソリューション事業などとの連携による収益性向上を見込んでいる。 (2) Webソリューション事業 2026年3月期に売上高500百万円を計画している。メディカルソリューションを中心に事業を拡大していく方針で、データとAIの活用などによる健康寿命延伸ソリューションを創出することで、メディカルソリューションの事業化を目指す。また、基盤となるケアマネジャーネットワーク強化のため、「ケアマネジメント・オンライン」の登録者増加施策を継続し、会員ネットワークの価値向上を図っていく。具体的には、他企業とのタイアップや、ケアマネジャーにとってメリットのある情報やツールの提供を強化することで、2026年3月期に登録者数11万人(2022年3月期末時点で約10万人)を目指している。 (3) ケアサプライ事業 2026年3月期に売上高990百万円を計画している。連結子会社のフルケア及びカンケイ舎がともに専門性を生かし事業を深耕し成長することで、レコードブック事業とのシナジー効果(周辺ニーズの取り込み)による事業拡大を目指す。また、営業ノウハウや顧客基盤の共有を進めることで、利益率向上を図る方針だ。 (4) 在宅サービス事業 2026年3月期に売上高1,560百万円を計画している。2022年4月にカンケイ舎に事業分割を実行したことで、権限移譲を進め意思決定を迅速化させ、機動的な業務執行を推進していく。また、M&Aや新規出店を積極的に進め、事業拡大を目指していく。具体的には、中重度要介護サービスへチャレンジし、アクティブシニア層からより重度な要介護高齢者まで、すべてのステージで健康寿命の延伸に貢献する方針だ。 (5) その他 近い将来、同社の介護サービス提供ノウハウを、アジアを中心とした海外へと展開することも視野に入れているようだ。 弊社では、レコードブック事業は新規出店数・利用者数ともに足元は堅調に推移していること、既存加盟店にさらなる出店を促す戦略により効率的かつスピーディーな出店が可能になること、メディカルソリューションの足元の業績は好調であることなどを考慮すると、中期経営計画達成の可能性は高いと見ている。特に、利益率の高いフランチャイズ店舗やWebソリューション事業の拡大、新規サービスの市場投入などによって利益率がさらに高まることに期待したい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《YM》
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リハビリ型デイサービス「レコードブック」を運営。在宅介護サービスなども。24.3期3Q累計はデイサービス既存店の稼働率が回復基調。22年12月買収の老人ホームも通期化。M&A関連費用も解消して大幅増益に。 記:2024/04/10