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DEAR・L Research Memo(6):連結化したアイディグループ、DLX-HDも業績に貢献

2022/7/4 15:16 FISCO
*15:16JST DEAR・L Research Memo(6):連結化したアイディグループ、DLX-HDも業績に貢献 ■業績動向 1. 2022年9月期第2四半期の業績概要 ディア・ライフ<3245>の2022年9月期第2四半期は、売上高が前年同期比136.2%増の11,512百万円、営業利益が同265.7%増の521百万円、経常利益が同134.3%増の473百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同527.1%増の647百万円と通期計画の達成に向けて順調に折り返した。 主力のリアルエステート事業では、開発プロジェクトや収益不動産を国内外の投資家等に14件を売却した。売上高で前年同期比96.8%増の9,349百万円となり、上期としては過去最高となった。今期からは、連結子会社アイディグループの業績(3物件売却)も計上された。第3四半期以降に引き渡しの契約も順調に進捗しており、10物件の売却が確定した。過去2年間は、やや不透明感のある市場の中で回転重視の戦略を実施しており、ADR事業の割合を増やして対応しており、売上総利益率は17.0%と抑え気味である。ちなみに、コロナ禍以前の2019年9月期の売上総利益率は21.8%だった。販管費が同239.1%増加したのは仲介手数料支払いの増加やアイディグループの連結などが要因である。営業利益521百万円と上期としては順調ではあるが、上期は年間の目標達成のための準備期間と位置付けており、上期の数字はあくまでも途中経過と捉えている。むしろ契約(引き渡し前)、仕入れともに順調に推移している点に注目したい。 セールスプロモーション事業においては、連結子会社の株式会社DLX-HD傘下のN-STAFFによる非対面での保険営業人材の派遣が、コロナ禍で対面での保険販売を避ける保険業界等各社のニーズを捉え、派遣先が多様化・拡大した。 資産規模が大幅拡大。財務内容が健全なため、金融機関からの信頼が厚く、資金調達力につながる 2. 財務状況と経営指標 2022年9月期第2四半期末の総資産は前期末比13,425百万円増の41,163百万円と前期末から資産規模が拡大した。そのうち流動資産が13,188百万円増であり、販売用不動産が7,027百万円、仕掛販売用不動産が8,371百万円増加したことが主な要因である。上期に物件仕入れが順調に推移したことを表している。固定資産は238百万円増と大きな変化はなかった。現金及び預金は12,224百万円と手元資金は一定水準を維持している。 負債合計は前期末比12,553百万円増の24,680百万円となった。そのうち流動負債は1,488百万円増であり、一年以内返済予定の長期借入金の1,865百万円増加などが主な要因である。固定負債は11,064百万円増であり、マンション開発用地及び収益不動産取得のための新規借り入れにより長期借入金が11,078百万円増加したことが主な要因である。純資産合計は同871百万円増の16,482百万円となった。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益を647百万円計上したことなどによる。 経営指標では、流動比率716.3%と安全性の目安である200%を大きく超え、短期の安全性は非常に高い。自己資本比率も39.1%と、十分な仕入れを行ったタイミングにもかかわらず業界水準(不動産業は30%前後)を大きく上回っており、中長期の安全性にも秀でる。財務内容が健全なため、金融機関からの信頼が厚く、資金調達力につながっていると評価できる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《ST》
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都市型レジデンスの開発、収益不動産への投資等を行うリアルエステート事業、人材派遣等を行うセールスプロモーション事業を展開。リアルエステート事業は収益堅調。営業外収益増。24.9期1Qは2桁経常増益。 記:2024/02/24