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ヴィンクス Research Memo(6):2022年12月期は小幅の増収増益予想も上振れ余地

2022/4/13 15:36 FISCO
*15:36JST ヴィンクス Research Memo(6):2022年12月期は小幅の増収増益予想も上振れ余地 ■今後の見通し 1. 2022年12月期連結業績予想の概要 ヴィンクス<3784>の2022年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比3.8%増の31,000百万円、営業利益が同3.7%増の2,620百万円、経常利益が同3.7%増の2,630百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.3%増の1,670百万円としている。小売業におけるDXニーズの高まりも背景として、中期計画の重点戦略で掲げた「既存ビジネスの高度化とニューリテール事業の具現化」を推進し、事業の持続的な成長を目指すとしている。 半期別に見ると、上期は売上高が前年同期比3.8%増の15,100百万円、営業利益が同3.7%増の1,315百万円、経常利益が同3.6%増の1,320百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.2%増の830百万円、下期は売上高が同3.8%増の15,900百万円、営業利益が同3.7%増の1,305百万円、経常利益が同3.7%増の1,310百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.2%増の840百万円としている。 コロナ禍の影響などにより先行きに不透明感が強く、人件費、研究開発費、営業経費の増加なども考慮して小幅の増収増益にとどまる予想としているが、保守的な印象が強い。DXニーズは高水準であり、大型案件の受注も好調に推移している。弊社では会社予想に上振れ余地が大きいと考えている。 ソリューション分野が順調に拡大、プロダクト分野も高成長軌道に回帰 2. 分野別動向と重点施策 分野別売上高の計画は、アウトソーシング分野が前期比2.2%増の8,602百万円、ソリューション分野が同9.3%増の12,709百万円、プロダクト分野が同26.5%増の4,672百万円、その他IT関連分野が同18.2%減の5,017百万円としている。アウトソーシング分野は国内が堅調に推移し、コロナ禍の影響を受けた海外の回復も見込んでいる。ソリューション分野とプロダクト分野は引き続き順調な拡大を見込んでいる。特にプロダクト分野は、2021年12月期は大型案件の稼働時期の関係で一時的に小幅増収にとどまったが、2022年12月期は高成長軌道に回帰する見込みだ。その他IT関連分野は、2021年12月期にハードウェア販売が大幅伸長した反動減を見込んでいる。 重点施策として、POS・MDシステム等の既存コア製品の拡販、保守サービス等のストックビジネスの拡大、既存特定顧客との関係強化及び新規顧客の特定顧客化に向けた営業・開発体制の強化、EC・専門店向けビジネスの拡大、ASEAN地域における既存特定顧客向け体制の強化、アウトソーシングサービスのさらなる効率化、プロダクト製品のラインナップ拡充、カート型POS・無人店舗・キャッシュレスPOS等の次世代ソリューションの拡販などを推進する方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《EY》
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