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ダイナムジャパンHD Research Memo(5):手元キャッシュは減少も自己資本比率は上昇

2022/1/7 16:05 FISCO
*16:05JST ダイナムジャパンHD Research Memo(5):手元キャッシュは減少も自己資本比率は上昇 ■2022年3月期中間期の業績状況 2. 財政状態 ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>の2022年3月期中間期末の資産合計は前期末比14,202百万円減少の286,871百万円となった。主な増減要因を見ると、現金及び預金は遊技機を中心とした固定資産の取得や未払税金の納付、有利子負債の返済等を主因に同23,412百万円減少の51,249百万円となった。一方、有形固定資産は遊技機の固定資産計上を主因として、同19,258百万円増加の115,673百万円に、使用権資産は店舗数の減少等により同1,809百万円減少の75,728百万円となった。 負債合計は前期末比13,553百万円減少の155,548百万円となった。主に有利子負債が1,625百万円減少の32,342百万円となったほか、未払税金の納付等を主因として未払金・未払費用が5,282百万円減少した。また、リース負債も1,555百万円減少している。 資本合計は前期末比649百万円減少の131,323百万円となった。中間利益3,416百万円を計上した一方で、配当金の支払い1,505百万円、自己株式の取得及び消却2,241百万円等が減少要因となった。自己株式は21,195千株(発行済み株式数の約2.8%)を取得及び消却している。 自己資本比率は負債の減少を主因として、前期末の43.8%から45.8%に上昇した。一方、現金及び預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュは18,907百万円、前期末比で21,787百万円の減少となっている。これは遊技機の購入費用を中心に有形固定資産の取得が28,109百万円と大幅に増加したことが主因となっている。ただ、遊技機の購入額は当中間期がピークで下期以降は減少する見込みとなっている。期末に向けて手元キャッシュがさらに減少する可能性はあるものの、引き続き財務の健全性を維持しながら事業運営に取り組んでいく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》