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フォーバル Research Memo(1):中小企業の環境への貢献度を可視化した「GXアイコンスタート」をリリース
2021/12/24 15:31
FISCO
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*15:31JST フォーバル Research Memo(1):中小企業の環境への貢献度を可視化した「GXアイコンスタート」をリリース ■要約 フォーバル<
8275
>は、「中小・中堅企業の利益に貢献する次世代経営コンサルタント集団」を旗印に事業展開を行っており、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングを得意とし、総合コンサルティング、海外進出、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングなどを行う。従来は情報通信機器の卸売販売を主に行っていたが、2000年代半ばに大きな売上・利益減に直面し、アイコンサービスを主軸としたコンサルティング業態に転換した。このビジネスモデルの転換が成功し、2020年3月期まで営業利益は12期連続の増益を達成。情報化や経営改善、海外進出や事業承継など中小企業が抱える様々な課題を解決するユニークな企業である。中小企業においてもDX化が喫緊の課題となっており、同社の役割がより重くなっている。 1. 事業概要 フォーバルビジネスグループが事業の柱である。同事業グループでは、中小企業向けに、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングのほか、総合コンサルティング、海外進出支援、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングサービス、OA・ネットワーク機器の販売、サービスの取次ぎなどを手掛ける。同事業グループが行うコンサルティングの特色は5分野(情報通信、海外、環境、人材・教育、起業・事業承継)と3手法(売上拡大、業務効率改善、リスク回避)に整理される。主力サービスであるアイコンサービスは定期訪問と遠隔サポート・状態監視を組み合わせた効率的な支援が特徴である。サービス自体の粗利率が高く、端末(パソコン、タブレット、携帯電話、プリンター、コピー機など)やネットワークの状態監視から得られたビッグデータから様々な改善提案を行うことにより関連商材が拡販できるという副次的効果が大きい。結果として、アイコンサービスの売上高とフォーバルビジネスグループ及び同社全体の営業利益には高い相関性がある。最近、アイコンサービスの一環としてリリースされたサービスには、スマホから簡便かつ安価に勤怠管理を行えるクラウド型勤怠管理システム「IEYASU」や業務フローの見直し・マニュアル化を行い、ペーパーレス化・標準化で業務の効率性を高めるコンサルティングサービス「PPLS(ププルス)」などがある。 2. 業績動向 2022年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.1%減の23,424百万円、営業利益が同5.7%減の965百万円、経常利益が同11.8%増の1,021百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同59.2%増の733百万円となり、全般的には堅調に推移した。ハードウェア販売が伸び悩んだ一方で、アイコンサービスが順調に推移した。 2022年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比0.4%増の50,000百万円、営業利益が同14.6%増の3,000百万円、経常利益が同20.8%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.9%増の1,900百万円と、堅調な増収と利益のV字回復を予想する(期初予想より変更なし)。下期からは子会社化した(株)エルコムの業績が加算される。 3. 成長戦略 同社は2021年10月に、中小企業の環境への貢献度を可視化した日本初のサービス「GXアイコンスタート」をリリースした。GXとはグリーントランスフォーメーションの略で、温室効果ガスを発生させないグリーンエネルギーに転換することで産業構造や社会経済を変革し成長につなげることである。「GXアイコンスタート」は中小企業のGXへの取り組み意識の向上を図り、ペーパーレス化や省エネ化など環境への貢献度を可視化し、グリーン社会の実現に貢献することを目的としている。DXを推進することで生産性向上を図りながら、無自覚的かつ効率的にGXを実現する点が工夫されている。具体的には、アイコンサービスの一環として「GXレポート」を定期的に受け取ることができ、自社の達成度を確認できる。また、2021年10月には中小企業経営のための情報分析プラットフォーム「きづなPARK」を開設した。中小企業の重要な経営情報を「つなぎ」、企業と企業を「つなぐ」次世代に継承され続けるような、様々なコンテンツが集う場所というコンセプトで構築されたビッグデータで、中小企業は経営情報を収集・蓄積・分析活用でき、企業経営に役立てることができる。 4. 株主還元策 同社は、配当による株主への利益還元を重要な経営課題の1つとして認識している。配当金の決定に関しては、今後の事業計画や財務状況など、中長期的観点から内部留保と安定した成果配分、双方のバランスに配慮して配当金を決定するとしており、配当性向は公約していない。実績では、安定的な利益成長を背景に継続的な増配を続けており、配当性向は30%前後からそれ以上を維持してきた。2021年3月期の1株当たり配当金は年間で26円(維持)、配当性向48.7%となった。2022年3月期は、配当金26円(維持)、配当性向35.0%を予想する。 ■Key Points ・アイコンサービスを軸にDXを支援するフォーバルビジネスグループ、新電力・保険サービスが成長するフォーバルテレコムビジネスグループが2本柱 ・2022年3月期第2四半期は全般的に堅調な業績。ハードウェア販売が伸び悩むもアイコンサービスが順調に推移 ・2022年3月期は売上高500億円、営業利益30億円予想。下期からは子会社化したエルコムの業績が加算 ・中小企業の環境への貢献度を可視化した日本初のサービス「GXアイコンスタート」をリリース ・中小企業経営の情報分析プラットフォーム「きづな PARK」を開設 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《ST》
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8275 東証スタンダード
フォーバル
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時価総額 38,022百万円
IP統合システムや情報セキュリティなどの情報通信コンサルティング、経営コンサルティングを手掛ける。中小・小規模企業などが顧客。可視化伴走型経営支援は自治体案件などが拡大。M&A活用で事業拡大図る。 記:2024/06/17
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