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サカタインクス Research Memo(2):環境配慮型製品に強みを持つ世界3位の大手印刷インキメーカー

2021/10/1 16:02 FISCO
*16:02JST サカタインクス Research Memo(2):環境配慮型製品に強みを持つ世界3位の大手印刷インキメーカー ■会社概要 1. 会社概要 サカタインクス<4633>は1896年創業以来120年以上の歴史を誇り、環境配慮型製品に強みを持つ世界3位の大手印刷インキメーカーである。ビジネステーマに「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」を掲げ、新事業領域への展開で新たな成長ステージを迎えている。 本社所在地は大阪本社(大阪市西区)、東京本社(東京都文京区)で、国内生産拠点は東京工場(千葉県野田市)、大阪工場(兵庫県伊丹市)、滋賀工場(滋賀県米原市)、羽生工場(埼玉県羽生市)に展開している。海外は1960年にフィリピン・マニラ市に初の海外駐在所を開設し、以降順次、海外主要拠点に現地法人を設立している。 グループ(2021年12月期第2四半期末時点)は同社、連結子会社26社、持分法適用関連会社4社で構成され、日本・アジア・米州・欧州の20の国・地域に印刷インキの製造・販売拠点を展開している。2020年6月に買収完了したドイツのA.M.Ramp & Co.Gmbh(以下、RUCO)については2021年12月期から連結対象とした。また同社から分離独立したシークス<7613>は持分法適用関連会社である。 2021年12月期第2四半期末時点の資産合計は156,290百万円、純資産は89,043百万円、資本金は7,472百万円、自己資本比率は53.4%、発行済株式総数(自己株式4,164,358株含む)は62,601,161株である。 なお2022年4月に実施予定の東京証券取引所の新市場区分への移行については、2021年7月9日付で東京証券取引所から新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果を受領し、プライム市場の上場維持基準に適合していることを確認した。この結果に基づいて新市場区分の選択申請に係る所定の手続きを進めるとしている。 2. 沿革 同社は1896年、個人商店の阪田インキ製造所として大阪市で創業し、新聞インキの製造・販売を開始した。1920年に株式会社組織に改組し、1961年に大阪証券取引所市場第2部に上場、1962年に同市場第1部に指定替えした。1987年には商号をサカタインクス株式会社に改称し、1988年に東京証券取引所市場第1部に上場した。その後、M&Aも活用してアジア・米州・欧州へのグローバル展開を加速し、2016年11月には創業120周年を迎えている。 3. TPM活動 同社が20年以上継続して取り組んでいるTPM(Total Productive Maintenance=全員参加の生産保全)活動では2017年12月に、国内の主要4工場(東京、大阪、滋賀、羽生)においてTPMアドバンスト特別賞を受賞した。TPMとは、公益社団法人日本プラントメンテナンス協会によって提唱されたもので、同社の革新的生産方式の構築と海外への展開などが高く評価された。また「設備保証度の向上」についての論文がTPM優秀論文賞プロダクション部門第2席を受賞した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《EY》
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大手インキメーカー。新聞やパッケージ印刷に強みを持つ。アジアや北米でも事業を展開する。エレクトロニクスや環境などの非インキ分野にも注力する。23年12月期はインキや機能性材料等が増加した。為替も寄与した。 記:2024/02/23
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