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イチネンホールディングス---1Qは増収・2ケタ増益、主力の自動車リース関連事業が堅調に推移

2021/8/3 14:55 FISCO
*14:55JST イチネンホールディングス---1Qは増収・2ケタ増益、主力の自動車リース関連事業が堅調に推移 イチネンホールディングス<9619>は2日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.6%増の296.24億円、営業利益が同50.7%増の23.23億円、経常利益が同50.2%増の23.53億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同57.7%増の14.93億円となった。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期の期首から適用しており、当第1四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。 自動車リース関連事業の売上高は前年同期比4.6%増の134.22億円、セグメント利益は同0.9%増の13.36億円となった。リースの2021年6月末現在リース契約台数は前期末比728台増の87,982台、リース契約高は前年同期比5.7%減の98.06億円、リース未経過契約残高は前期末比3.0%増の834.42億円となった。自動車メンテナンス受託のメンテナンス受託契約台数は前期末比1,884台増の86,747台、メンテナンス受託契約高は前年同期比7.0%増の16.77億円、メンテナンス未経過契約残高は前期末比2.0%増の84.32億円となった。燃料販売は、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力した。 ケミカル事業の売上高は前年同期比1.2%増の26.76億円、セグメント利益は同1.7%増の3.01億円となった。化学品関連の自動車整備工場向けケミカル製品の販売並びに工業薬品関連の石炭添加剤の販売は順調に推移した。また、一般消費者向けケミカル製品の販売も順調に推移した。一方、工業薬品関連の燃料添加剤の販売並びに船舶用燃料添加剤の販売は減少した。 パーキング事業の売上高は前年同期比17.9%増の13.14億円、セグメント利益は0.66億円(前年同期は0.87億円の損失)となった。2021年6月末現在駐車場管理件数は前期末比15件増の1,475件、管理台数は同679台増の33,999台となった。 機械工具販売事業の売上高は前年同期比7.2%増の87.94億円、セグメント利益は同9.3%増の2.03億円となった。前年同期の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う販売減少からの回復傾向が見られ、自動車整備工具、建設機械部品等の販売が増加した。また、空調工具及び計測工具の販売は順調に推移した。 合成樹脂事業の売上高は前年同期比51.3%増の35.49億円、セグメント利益は4.59億円(前年同期は1.21億円の損失)となった。遊技機の新基準機への移行に伴う入替需要の増加により、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売が大幅に増加した。また、科学計測器の販売並びに半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売も堅調に推移した。 その他の売上高は前年同期比0.8%減の0.95億円、セグメント損失は0.48億円(前年同期は0.60億円の損失)となった。農業において、農作物の販売数量が減少した。 2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.9%増の1,170.00億円、営業利益が同6.9%減の70.00億円、経常利益が同6.8%減の70.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同46.9%増の44.30億円とする期初計画を据え置いている。「収益認識に関する会計基準」等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の数値となっている。 《ST》
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自動車リース関連事業が主力。機械工具販売事業やケミカル事業、合成樹脂事業、パーキング事業等も手掛ける。1930年創業。自動車リース関連事業は新規販売の積極化等により、契約台数や契約残高の増加を図る。 記:2024/07/05