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日ピストン Research Memo(6):2022年3月は2ケタ増収・各利益は黒字転換の予想、さらに上振れの可能性も

2021/7/9 15:16 FISCO
*15:16JST 日ピストン Research Memo(6):2022年3月は2ケタ増収・各利益は黒字転換の予想、さらに上振れの可能性も ■今後の見通し ● 2022年3月期業績の見通し 日本ピストンリング<6461>の2022年3月期連結業績予想は、売上高が前期比10.4%増の50,000百万円、営業利益が2,100百万円(前期は165百万円の損失)、経常利益が同490.3%増の2,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が1,300百万円(同813百万円の損失)を見込んでいる。また、想定為替レートは1ドル105.00円(同106.76円)、1ユーロ125.00円(同121.88円)を想定している。 コロナ禍の収束時期は未だに見通せず、インドの工場操業停止や、車載用半導体供給不足による一部自動車メーカーの減産なども不透明要因となるが、2021年3月期下期をベースとして需要を想定し、通期では前期比10.4%増の増収見込みとしている。利益面では、原材料の市況値上がりや新製品関連の研究開発費の積み増しなどを見込むが、増産や継続的な原価低減効果が寄与することで、増益を予想している。なお、設備投資としては、国内では自働化・省人化・研究開発投資、海外では中国の新規増産投資等を中心に、効果が見込めるものから優先して実施する予定である。また、研究開発費については、既存製品の差別化や新製品事業開発へ積極的に配分する。 為替感応度(為替1円変動による営業利益への影響額)については、ユーロ/円で約20百万円としているが、ドル/円については生産の現地化が進んでおりほぼ影響はない。設備投資額は47億円(前期は26億円)、減価償却費は42億円(同40億円)、研究開発費は18億円(同16億円)、研究開発費の売上高比率は3.7%(同3.6%)の計画としている。2021年3月期はコロナ禍の影響を考慮して設備投資を抑えたが、2022年3月期は従来水準に戻す方針だ。 2022年3月期はコロナ禍の影響により、引き続き先行き不透明な状況が続くと思われるものの、継続的な原価低減効果も寄与して、各利益は2020年3月期を上回る水準まで回復する見込みとしている。しかしながら、全体として保守的な印象が強く、為替が想定よりも円安水準で推移していることなども勘案すれば、会社予想から上振れて着地する可能性が高いと弊社では見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《YM》
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自動車メーカー向けピストンリング、バルブシート、シリンダ、カムシャフト等を製造。金属粉末射出成形品など非自動車領域も。産業機器向け製品は伸び悩むが、自動車関連製品事業は収益伸長。24.3期1Qは2桁増益。 記:2023/09/16