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アイル---前年特需反動で3Q減収となるも、引き続き「CROSS-OVER シナジー」戦略を推進

2021/6/9 15:00 FISCO
*15:00JST アイル---前年特需反動で3Q減収となるも、引き続き「CROSS-OVER シナジー」戦略を推進 アイル<3854>は7日、2021年7月期第3四半期(20年8月-21年4月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.7%減の97.65億円、営業利益が同16.2%減の13.43億円、経常利益が同15.6%減の13.66億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.7%減の8.81億円となった。 同社グループは、ITの有効活用が必要な中堅・中小企業顧客の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER シナジー」戦略とし取り組んできた。「CROSS-OVER シナジー」戦略は、同社グループの独自提案スタイルで、「リアル」と「Web」それぞれの商材を複合的に提案することで、顧客の業務効率と販売力強化を実現し、商談時の競合力を強化するだけでなく、顧客満足度も向上させるとしている。この戦略効果により、同社グループが重視するストック型ビジネス商材の販売実績が大きく伸長し、利益体質の強化が図られている。 販売実績については、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に継続して進め、販売面でもパートナー企業との連携に加え、コロナ禍においては、Web会議を利用した打合せ等を積極的に行い、豊富な業種別の導入事例をもとに顧客毎に最適なシステム活用方法を提案することで、受注実績も堅調に推移した。実績面については、前年の消費税改定やWindowsOSサポート終了による特需の反動で、売上高、利益共に前年同期より減少したが、特需を除くと増収増益としている。 「Web」面では、複数ネットショップ一元管理サービス「CROSS MALL」について、新たなショッピングモールとの連携開発に取り組んできた。引き続き、複数モールとの連携機能強化を行い、既存の顧客から機能面における要望を収集し、迅速に新機能として反映させ、商品力の向上により販売実績を伸ばしていくとしている。また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理サービスである「CROSS POINT」も、販売実績を伸ばしている。 当第3四半期累計期間においても、継続して製品の開発に注力し、将来の新たな技術開発による市場競争力向上に向け、研究開発費0.28億円を計上している。島根県松江市の研究開発拠点「アイル松江ラボ」は、プログラミング言語「Ruby」によるシステム強化の活動を本格的に始動し、今後も研究開発人員を増加し、研究開発活動の強化を図っていく。 2021年7月期通期については、売上高が前期比0.3%増の127.23億円、営業利益が同5.9%減の16.00億円、経常利益が同5.1%減の16.27億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.0%減の10.46億円とする3月5日に上方修正した業績予想を据え置いている。 《ST》
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独立系システム開発会社。中小企業向け在庫管理システム、EC業務支援システムに強み。パートナー紹介など良好な受注環境続く。システムソリューション事業は好調。増収効果等により、24.7期1Qは大幅増益。 記:2024/01/28