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Bエンジニア Research Memo(3):事業成長が投資額を上回り営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益は大幅増

2021/6/4 15:43 FISCO
*15:43JST Bエンジニア Research Memo(3):事業成長が投資額を上回り営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益は大幅増 ■業績動向 1. 2021年8月期第2四半期累計業績の概要 Branding Engineer<7352>の2021年8月期第2四半期累計(2020年9月~2021年2月)の連結業績は、売上高が1,913百万円(前年同期比25.8%増)、売上総利益が632百万円(同23.2%増)、営業利益が99百万円(同20.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が68百万円(同25.7%増)となった。投資を積極的に行ったものの、事業の成長が投資額を大幅に上回り、各利益が伸長した。投資に当たる販管費では、エンジニアを集客するための広告費や人材採用のための採用広告費が大幅に増加した。人件費については、後に詳述するように同社の成長ドライバーの1要素である。足元で増加しつつも、売上に占める人件費率は低下しており、同社の収益性は高まりつつある。 2021年8月期の通期業績予想に対する第2四半期の進捗率は、売上高で54%、売上総利益で56%、営業利益で146%、親会社株主に帰属する当期純利益で141%と好調であり、第3四半期の決算と併せたタイミングや第4四半期の決算前といったタイミングで業績予想の上方修正が発表される可能性は高いと弊社は見る。 同社の業績は四半期ベースの短期スパンでも堅調に伸びている。第2四半期にはITエンジニアの独立支援を行うMidworks事業において、中長期を見据えた事業成長のために広告費を積極的に投資したことにより、第2四半期単独のセグメント売上高は806百万円と前年同期比で36.8%増、セグメント利益は86百万円と同84.5%増となり、大きく成長した。コロナ禍により、顧客企業のテレワークの導入やDXへの投資案件が増加していることが背景だ。2020年7月のIPO時に見受けられた顧客企業とエンジニアの面談件数の減少についても状況は回復し、新規案件の獲得は滞りなく進んでいる。 プログラミング教育サービスのtech Boost事業においては、セグメント売上高は74百万円、セグメント利益は23百万円と軟調であった。助成金を活用した法人研修需要が低下し、法人売上が減少したことが主な原因である。このようなリスクを踏まえ、2021年1月より個人向けスクールを拡充するなどし、個人向け売上の増加を目指す予定だ。 ITエンジニアやビジネスパーソン向けに情報発信しているメディア事業においては、セグメント売上高は92百万円、セグメント利益は34百万円と好調であった。自社メディア運営ノウハウを生かしたWEBマーケティングコンサルティングの売上高が前年同期比で2.4倍にまで増加した。 2. 財務状況 2021年8月期第2四半期末の資産合計は前期末比88百万円増加の1,225百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では売掛金が132百万円増加した。固定資産ではのれんが29百万円増加した。負債合計は同18百万円増加の652百万円となった。未払法人税等が28百万円増加したことが主な要因だ。純資産合計は同69百万円増加の573百万円となった。 2021年8月期第2四半期のキャッシュ・フローに着目すると、現金及び現金同等物の四半期末残高は525百万円だった。営業活動によるキャッシュ・フローは6百万円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、子会社株式の取得が大きく影響し、27百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは38百万円の支出となった。主な支出要因は長期借入金の返済による支出の39百万円だった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 石津大希) 《EY》
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時価総額 70,466百万円
IT系フリーランスエンジニア専門のエージェントサービス「Midworks」等を手掛ける。Midworks事業は売上好調。エンジニア稼働数、登録者数ともに大幅増。24.8期1Qは2桁の増収、営業増益。 記:2024/01/28