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Bエンジニア Research Memo(1):クラウドソーシング普及とエンジニア増で成長性高まる

2021/6/4 15:41 FISCO
*15:41JST Bエンジニア Research Memo(1):クラウドソーシング普及とエンジニア増で成長性高まる ■要約 Branding Engineer<7352>はITエンジニアに特化した事業を手掛けている。主力はMidworks事業で、フリーランスや自社社員、外部協力企業のエンジニアと企業をマッチングさせ、準委任契約に基づいて顧客にITエンジニアを常駐させるサービスを提供している。なお、同社は2021年8月期第2四半期より連結決算となったため、前年同期比及び前期比については弊社が参考値として算出した。 1. 業績動向 2021年8月期第2四半期累計(2020年9月~2021年2月)の連結業績は、売上高が1,913百万円(前年同期比25.8%増)、売上総利益が632百万円(同23.2%増)、営業利益が99百万円(同20.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が68百万円(同25.7%増)となった。投資を積極的に行ったものの、事業の成長が投資額を大幅に上回り、各利益が伸長した。2021年8月期通期業績予想に対する第2四半期の進捗率は、売上高で54%、売上総利益で56%、営業利益で146%、親会社株主に帰属する当期純利益で141%と好調であり、第3四半期の決算と併せたタイミングや第4四半期の決算前といったタイミングで業績予想の上方修正が発表される可能性は高いと弊社は見る。 2. 今後の見通し 同社は2021年8月期通期の連結業績予想として、売上高が3,576百万円(同33.1%減)、経常利益が70百万円(同40.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が48百万円(同40.2%減)と、減益ながら2013年の創業以来8期連続の増収を見込んでいる。同社の「エンジニアプラットフォームサービス」においてトップラインを伸ばすためにはエンジニア数、エンジニア単価、顧客企業数の3要素を増加させることが有効であり、それに向けた積極的な投資を足元で実行している。投資効果は結果として現れており、2021年8月期第2四半期のエンジニア稼働数は前年同期比38.8%増、稼働企業数は同34.1%増と着実に伸長した。 3. 良好な外部環境とキャリア循環型プラットフォームが成長を後押し 新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)によって、企業のリモートワークやDX(デジタルトランスフォーメーション)への需要が急激に強まり、IT人材難はますます深刻化していくことが予想される。このような環境のなか、同社独自の「キャリア循環型プラットフォーム」のもと、ITエンジニアの教育から企業とのマッチング、転職・独立支援など、あらゆる価値観・働き方・ニーズに合わせて提供する同社サービスの需要は一段と強まると弊社は見る。また、働き方改革の流れもあってフリーランスのエンジニアを目指す人口は急増しており、同社サービスに登録するエンジニア数も長期的に大きく成長し続けると見られる。同社が顧客企業にマッチング、または派遣できるエンジニアのおよそ85%はフリーランスであり、クラウドソーシングが広まりつつあるなか、IT分野での同社のプレゼンスは今後も強まると弊社は見る。また、インターネット広告市場も拡大を続けており、「エンジニアプラットフォームサービス」との送客シナジーも相まってWEBマーケティングコンサルティングなども長期的に業績拡大に貢献すると思われる。 ■Key Points ・2021年8月期第2四半期累計は早々に投資効果得られ大幅な増収増益 ・2021年8月期通期はエンジニア数・顧客数増加でハイペースの成長継続を予想 ・IT人材不足やクラウドソーシングの普及、強みのキャリア循環型プラットフォームを背景に成長ポテンシャル高い (執筆:フィスコ客員アナリスト 石津大希) 《EY》
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時価総額 70,634百万円
IT系フリーランスエンジニア専門のエージェントサービス「Midworks」等を手掛ける。Midworks事業は売上好調。エンジニア稼働数、登録者数ともに大幅増。24.8期1Qは2桁の増収、営業増益。 記:2024/01/28