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イントラスト Research Memo(2):収益性・付加価値・チャレンジ精神で成長を支える

2021/2/26 15:02 FISCO
*15:02JST イントラスト Research Memo(2):収益性・付加価値・チャレンジ精神で成長を支える ■会社概要 1. 会社概要 イントラスト<7191>は、東証1部に上場する総合保証サービス会社で、家賃債務保証を中心に、介護費用保証、医療費用保証、養育費保証など、連帯保証人の代替として保証事業を幅広く展開している。また、家賃債務保証で培ったノウハウを活かし、独自の業務支援サービスを提供するソリューション事業にも注力している。大和ハウス<1925>グループを筆頭に、三井ホーム(株)、住友不動産<8830>、スターツコーポレーション<8850>など、多くの大手不動産会社を取引先に抱えている。 社名は「任せる・ゆだねる」を意味する英語「Entrust」に由来する。創業以来、「顧客から選ばれる企業であり、顧客の満足を第一に考え、責任ある自由のもと、社員の心の充実も同時に実現する」を企業理念として、常に品質、顧客満足度、先進性において高いレベルを目指し、多くのステークホルダーと“Win-Win”の関係を長期的に継続し共存していける企業を目指している。 家賃債務保証サービスを提供する上場会社は、あんしん保証<7183>、ジェイリース<7187>、Casa<7196>などがある。同業他社の多くは自前の定型保証商品を提供しているのに対し、同社は“総合保証サービス”を提供している点で一線を画している。また同社では、以下の“3つの強み”を有することが、他社との大きな差別化につながっている。第1に“高い収益性”である。後発での業界参入だったことから、大手管理会社をメインターゲットに、少数精鋭で事業を推進することで、同業他社比で高い営業利益率を実現している。第2に“付加価値”の高い商材が多いことである。顧客の様々なニーズに対して、オーダーメイドでサービスに手を加え、必要なものをタイムリーに提供する。第3に“チャレンジ精神”である。家賃債務保証をベースに、医療・介護・養育費と新しい保証を展開し、中でも養育費保証は社内起業制度によって生まれた商材である。同社は、これら“3つの強み”をいかんなく発揮することで、今後も成長を続ける見通しだ。 2. 沿革 同社は、2006年3月、賃貸不動産管理業界における連帯保証人代行システムの構築を目指して、家賃債務保証会社として創業した。その後、2014年には家賃債務保証で培ったノウハウをサービスとして提供するソリューション事業の提供を始めた。また、2014年8月には家賃債務保証のスキームを応用して介護費用保証を、2015年5月には医療費の未収金問題解決への取り組みとして医療費用保証を、2018年2月には養育費の未払問題解決への取り組みとして養育費保証を開始した。このように、顧客ニーズに柔軟に対応して様々な商品を開発し、新たなサービスを提供してきた。 同社の創業時から、桑原豊(くわばら ゆたか)氏が代表取締役社長を務め、2020年12月末時点の従業員数は207名(アルバイト・パートを含む)に達する。2007年10月から、大和ハウスグループとの取引を開始し、現在は売上高の60%〜70%を占める最大の取引先である。事業拡大に伴い、2010年2月から、ロードアシスト、プロパティアシスト、インシュアランスなどの分野でBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を手がけるプレステージ・インターナショナル<4290>のシンガポール子会社Prestige International (S) Pte Ltd. の連結子会社となり、2020年3月末の保有株比率は57.01%である。 同社は2016年12月に東証マザーズに上場し、2017年12月には早くも東証1部への昇格を果たし、2021年3月には創業15周年を迎える。今後も桑原社長の強力なリーダーシップのもと、新たな事業展開により、更なる発展を続けると見られる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《NB》
関連銘柄 8件
1925 東証プライム
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時価総額 2,898,531百万円
住宅メーカー最大手。分譲住宅や分譲マンション、賃貸が主力事業。商業施設や物流施設、医療施設等も手がける。今期3Q累計は開発物件の売却が順調に進捗した。米国住宅をはじめとする海外事業は計画を超えて推移した。 記:2024/02/10
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時価総額 86,532百万円
コールセンターと現場対応を組み合わせたサービスを提供するBPO会社。自動車やマンション、時間貸し駐車場、海外での傷害・病気などトラブル対処に実績。ワクチン業務縮小を既存事業で吸収し、3Q累計は増収純増益。 記:2024/02/29
7183 東証スタンダード
219
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 3,937百万円
事前立替型の家賃保証サービスを不動産管理会社などに提供。家賃以外の保証サービスも手掛け、新たなクレジットカード会社との提携や付帯商品の開発を推進。請求自動化や電子契約などIT化に注力。3Q累計は増収確保。 記:2024/03/22
7187 東証プライム
1,217
4/26 15:00
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時価総額 21,758百万円
賃貸住宅向け家賃債務保証サービス会社。家賃債務保証事業を軸に、不動産関連事業も展開。入居者見守りサービスや駐車場賃料保証サービスなども事業領域。首都圏での人材投入を推進。業容安定し、3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/22
7191 東証スタンダード
841
4/26 15:00
-2(%)
時価総額 18,805百万円
不動産管理会社向け家賃債務保証サービスを展開。医療・介護・養育費などの保証サービスも手掛ける。保証事業は売上好調。家賃債務保証の成長が寄与。傷害保険付き介護費用保証等も堅調。24.3期3Qは業績堅調。 記:2024/02/10
7196 東証スタンダード
828
4/26 15:00
-7(%)
時価総額 9,277百万円
不動産テック会社。家賃滞納リスクを保証する家賃債務保証サービスの提供が主力。養育費保証サービス等も提供する。24年1月期は増収、増益着地となった。エリア拡大と人員増で新規代理店と新規契約の獲得が順調。 記:2024/03/12
8830 東証プライム
5,391
4/26 15:00
+101(%)
時価総額 2,566,580百万円
総合不動産大手。首都圏のビル賃貸が収益柱で、東京都心を中心に競争力のあるオフィスビルを多数保有。既存ビルは空室率改善。不動産販売事業は堅調。計上戸数の増加や利益率の改善等が寄与。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
3,525
4/26 15:00
+25(%)
時価総額 190,343百万円
賃貸住宅の開発・建設から販売、仲介・管理までを一貫展開。ホテルの経営も。ホテルエミオン札幌が新規開業。売買仲介事業は仲介手数料、取扱高が堅調。不動産管理事業は管理手数料売上が増加。24.3期3Qは増益。 記:2024/02/22