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オーケストラ Research Memo(1):DX支援のクラウドインテグレーションが成長ドライバー

2020/12/23 15:11 FISCO
*15:11JST オーケストラ Research Memo(1):DX支援のクラウドインテグレーションが成長ドライバー ■要約 Orchestra Holdings<6533>は、企業のDX(Digital Transformation)を支援するサービスを展開し、デジタルマーケティング領域におけるMA(Marketing Automation)やCRM(Customer Relationship Management)等をワンストップで提供するクラウドインテグレーションを、成長ドライバーとしている。 セグメント区分は、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業、デジタルマーケティング事業、その他(プラットフォーム事業、新規事業等)としている。特徴・強みとしては、M&Aを積極活用してIT・DXやデジタルマーケティングといった成長分野にビジネス展開していることが特徴で、成長ドライバーと位置付けるDX支援のクラウドインテグレーションを中心に、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業とデジタルマーケティング事業のシナジーを創出していることが強みである。 1. 2020年12月期第3四半期累計の業績概要 2020年12月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比26.4%増の8,494百万円、営業利益が同26.0%増の466百万円、経常利益が同22.7%増の462百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.9%増の277百万円となり、売上高・利益ともに過去最高値を更新した。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の状況下でも各事業が高成長を継続したことで、人材投資やオフィス増床等による費用増加を吸収した。なお、オフィス増床関連費用を除くベースの営業利益は同44.8%増の535百万円となった。 2. 2020年12月期の業績見通し 2020年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比21.0%増の11,300百万円、営業利益が同13.7%増の600百万円、経常利益が同12.2%増の600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同34.6%増の370百万円と、増収増益を見込んでおり、高成長を継続すると見られる。コロナ禍でもIT・DX需要が旺盛であることから、各事業の売上高が大幅に伸長し、人材投資、新規事業投資、費用増加などを吸収する見込みだ。なお、オフィス増床関連費用を除くベースの営業利益見込みは同32.8%増の700百万円としている。 3. 中期成長戦略 中期成長戦略としては、M&Aを積極活用して既存事業の成長スピードを加速させると同時に、新規事業領域へ投資することで、「創造の連鎖」拡大を推進するとしている。既存事業のデジタルマーケティング事業は市場成長を着実に捉え、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業は急成長市場でのプレゼンスを拡大して第2の収益柱とする。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業とデジタルマーケティング事業の連携を一段と強化することで、シナジー創出を加速する。なお、目標値としては、2022年12月期までに営業利益10億円達成を掲げている。IT・DX関連市場はwithコロナ状況下では市場拡大の加速が予想されていることから、2021年12月期に達成の可能性もあると弊社では見ている。積極的な事業展開により、中期的には収益拡大基調と言える。 ■Key Points ・DX支援のクラウドインテグレーションが成長ドライバー ・2020年12月期は高成長が継続し、大幅増収増益を見込む ・既存事業の成長スピード加速と新規事業領域への投資により「創造の連鎖」拡大を推進 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《YM》
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時価総額 9,483百万円
DX支援サービス会社。システム開発やアプリ開発、クラウドサービス導入支援に加え、運用型広告サービスやSEOコンサルティング等のサービスを提供。23年12月期の売上高は会社予想を超過も、広告市況が影響した。 記:2024/03/08