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プロパスト Research Memo(5):高速回転で買収から売却へ、市場リスクは小さい

2020/8/5 15:45 FISCO
*15:45JST プロパスト Research Memo(5):高速回転で買収から売却へ、市場リスクは小さい ■プロパスト<3236>のバリューアップ事業 1. 事業概要 バリューアップ事業では、6ヶ月程度の短期案件を取り扱う。首都圏エリアを中心に3~5億円程度の中古の収益ビル等を購入し、バリューアップを実施することにより付加価値を高めた上で、主に個人投資家を対象に売却を実施する。少額のバリューアップで効果的に付加価値を高めることで、短期間での売却及び資金回収を図る。同社は購入後すぐに工事に入るため、工事開始から1ヶ月後には販売を開始することもある。買収から売却へ短期間で事業を回しており、すぐ売却できるため市場変動リスクが小さいと言える。現状、同事業では年間15~20棟ペースで売却している。 バリューアップ事業の2020年5月期の売上高は5,983百万円(前期比20.1%減)、営業利益は649百万円(同6.0%減)と減収減益であったが、物件の売却が想定よりも好調であったことから、期初の計画を上回って着地した。営業利益率は、10%程度を維持している。同社では、付加価値が見込める物件の仕入及び売却を続けており、安定的な利益率につながっている。売上高では会社全体の25.3%、営業利益では24.7%を占めている。 2. 特長 同社にはゼネコン出身者も多く、ノウハウに長けた人材が多い。特に、クリーニング、植栽、外光などの共用部分に対するバリューアップにも投資家のニーズはあり、資産価値の向上につなげている。 3. 実績例 最近の実績例としては、以下のとおり。 (1) 池上プロジェクト(東京都大田区) (2) 上北沢プロジェクト(東京都世田谷区) (3) 東五反田3プロジェクト(東京都品川区) (4) 目白台プロジェクト(東京都文京区) (5) 吾妻橋3プロジェクト(東京都墨田区)(バリューアップ事例を参照) (6) 佃4プロジェクト(東京都中央区) (7) 上馬2プロジェクト(東京都世田谷区) (8) 中落合プロジェクト(東京都新宿区) (9) 山王3プロジェクト(東京都大田区) (10) 白鷺2プロジェクト(東京都中野区) 4. バリューアップ事例 バリューアップの事例としては、吾妻橋3プロジェクトでは、以前は屋上の経年劣化が目立っていたが、既存の防水層を撤去し、下地を調整して塩化ビニールシートを施工することで、ビルの資産価値を高めている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《EY》
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首都圏で単身世帯向け分譲マンションや小型賃貸マンションを展開。中古ビル再生販売も手掛け、販売用不動産の取得を推進。大型プロジェクトで前倒しでの売却が見込まれていることもあり、24.5期中間期は増収増益。 記:2024/01/28