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テクノスJPN Research Memo(8):DXの本格的な展開が予想されるが、コロナによる投資意欲の冷え込みに注意

2020/7/31 15:08 FISCO
*15:08JST テクノスJPN Research Memo(8):DXの本格的な展開が予想されるが、コロナによる投資意欲の冷え込みに注意 ■テクノスジャパン<3666>の業界環境 1. ERP・CRMビジネスの動向 市場調査会社によると、国内ERP市場は、大企業を中心に基幹システムへの投資が着実に進んでいることを背景として、堅調に伸びているという。ERPへの投資が順調に続いており、特に、クラウドでの提供(SaaS)あるいはパッケージ運用(IaaS)といったクラウドERPが急速に拡大する傾向にある。また、大きな転機として注目されるのが2025年問題である。すなわち、IT人材不足が約43万人に拡大する一方、デジタル化の流れが加速するなかでDXの本格的な展開が予想されており、ERPもビッグデータ活用を含めたDX対応型に変化していく方向にある。ERP最大手のSAPは旧来型ERPのサポートの打ち切り期限を2025年から2027年へ延長したため、ERP切替ニーズはコロナ対策との両にらみにより当初想定よりも先送り(もしくは緩やかなペース)で進んでいく可能性もあるが、DX実現への気運は高まっており、将来に向けた付加価値の創出にも注目が集まっている。 2.新型コロナウイルス感染拡大による影響 新型コロナウイルス感染拡大の影響については、業績悪化懸念による投資意欲の冷え込みや慎重姿勢が懸念される一方、在宅勤務(リモートワーク)への対応を含め、デジタル化の需要も高まっており、コロナ対策と並行して、必要な投資を実行できるかがポイントとなっている。さらに言えば、コロナ収束に向けて社会構造の変革(働き方や事業モデルの変化など)が一気に進むことで、デジタル化(DX)の流れに拍車がかかるとの見方もあり、プラス・マイナス両面を見据えた的確な経営判断が求められている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《ST》
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独SAP製ERPの導入支援や米セールスフォース製CRM導入支援を展開。企業のDX推進に向けたソリューション提供に強み。請負契約は売上好調。投資有価証券売却益を計上。24.3期3Q累計は大幅最終増益。 記:2024/02/24