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ハイアス Research Memo(1):2020年4月期増収、2023年4月期に営業利益10億円超を目指す

2020/7/22 8:31 FISCO
*08:31JST ハイアス Research Memo(1):2020年4月期増収、2023年4月期に営業利益10億円超を目指す ■要約 ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は、住宅関連のソリューション提案型コンサルティング事業を展開する。住宅・不動産・土木工事の各業界中小企業向けに、「ビジネスモデルパッケージ」と「経営効率化パッケージ」の2本柱で、会員のニーズに合わせたソリューションを提供する。また、直近では主力の「R+house」事業の建築施工事業も推進する。2020年7月21日に東京証券取引所マザーズ市場から同取引所市場第1部に市場変更した。 2020年4月期の連結業績については、売上高が7,921百万円(前期比29.9%増)、営業利益が193百万円(同53.5%減)、経常利益が183百万円(同55.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が23百万円(同90.3%減)となった。売上高は前期比2ケタ増で過去最高値を記録したが、各利益指標については大幅減益となった。増収となった要因は、主力の高性能デザイナーズ住宅「R+house」事業を中心に、会員企業の成果に連動する「ロイヤルティ等」が伸長したことによる。一方、増収にもかかわらず減益となったのは、2019年の台風等の自然災害や新型コロナウイルス感染症拡大の影響に加え、今後の成長投資で人件費・広告宣伝費・減価償却費などの販管費が増加したためである。 2021年4月期の連結業績予想については、売上高が8,430百万円(前期比6.4%増)、営業利益が310百万円(同60.1%増)、経常利益が280百万円(同52.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が129百万円(同452.3%増)を見込んでいる。売上高については前期に引き続き過去最高を更新、各利益指標については前期比大幅増ながらも、新型コロナウイルス感染症の影響が続くリスクを見て保守的な利益計画を組んでいるようだ。「R+house」ほか各商材及びコンサルティング事業において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響がこれ以上広がらない限りは順調に拡大すると思われることから、利益指標については保守的に予想しており、通期予想値の達成は困難ではないものと弊社では見ている。 同社は2020年3月に創立15周年を迎え、2021年4月期から2023年4月期までの3ヶ年の新中期経営計画を発表し、2023年4月期に営業利益を10億円超との具体的な数値目標を掲げている。 なお、同社の配当の基本方針は、1)株主への利益還元の機会を充実させるため、年2回配当を実施する、2)配当性向は30%を目安とする、の2つである。2020年4月期は減益となったものの、配当は期初計画どおり中間1.9円、期末1.9円とした。株主に対する信頼感醸成のために安定的配当を優先している。 ■Key Points ・2020年4月期は増収・過去最高売上高を更新も、台風被害や新型コロナウイルス感染症拡大等の影響で減益 ・主力パッケージ「R+house」が好調、2021年4月期は増収・大幅増益を見込む ・新中期経営計画では、2023年4月期に営業利益10億円超を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹) 《YM》
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住関連に特化した経営コンサルを展開。地域の工務店や不動産会社を中心とする会員基盤に強み。建築施工も。23.9期通期は大幅最終増益。くふう住まいによる完全子会社化で、24年1月30日付けで上場廃止予定。 記:2023/12/26