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ダイナムジャパンHD Research Memo(2):「チェーンストア理論」を応用し業容拡大。業界初の株式上場を達成
2020/7/15 15:52
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*15:52JST ダイナムジャパンHD Research Memo(2):「チェーンストア理論」を応用し業容拡大。業界初の株式上場を達成 ■会社概要 1. 沿革 ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>は1967年に、現取締役相談役である佐藤洋治(さとうようじ)氏の父 佐藤洋平(さとうようへい)氏により、佐和商事株式会社として設立された。1970年に創業者が亡くなったため、当時は(株)ダイエーに勤務していた長男の佐藤洋治氏が24歳で事業を継ぎ、業容を拡大させてきた。 同社は大卒者の新卒採用、郊外型店舗・ローコスト店舗の開店、労働組合結成、低貸玉営業の全国展開など、パチンコホール業界における新しい取り組みを同業他社に先駆けて行ってきた。同社が先進的な企業文化を持つに至ったのは佐藤洋治氏のリーダーシップによるところが大きい。同氏は日本に入ってきて日が浅かった「チェーンストア理論」に感銘を受け、ダイエーに入社した。その後、創業者である父の死去を受けて同社の経営を引き継ぐことになり、その中で一貫してチェーンストア理論をパチンコホールの経営に応用し業容拡大を図ってきた。同社の大きな強みであるローコストオペレーションもチェーンストア理論に基づくものだ。 チェーンストア理論に学んだ同氏の合理的な考え方は企業文化として同社に根付き、パチンコホール業界の中でトップ企業に押し上げる原動力となった。また、経営理念において顧客第一主義や情報開示、コンプライアンス経営など企業経営で重要とされる要素についても早期から取り入れており、2012年8月の香港証券取引所への上場を実現する大きな原動力としても働いた。 なお、取締役会議長兼代表執行役の佐藤公平(さとうこうへい)氏が取締役兼執行役を辞任し、2020年4月27日付で非業務執行取締役(顧問)になったことを発表しているが、今後も経営方針などについては変わりない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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