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リソル Research Memo(1):フルリニューアルした「リソルの森」が成長を押し上げ
2020/7/14 15:01
FISCO
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*15:01JST リソル Research Memo(1):フルリニューアルした「リソルの森」が成長を押し上げ ■要約 1. 運営と再生ビジネスという2つの事業領域を持つ リソルホールディングス<
5261
>は、運営と再生ビジネスという2つの事業領域を持ち、ホテル運営事業、ゴルフ運営事業、CCRC事業(リソルの森事業)、福利厚生事業、再生エネルギー事業、不動産関連事業(投資再生事業)の各事業を重層的に展開している。同社の事業セグメントは一見ばらばらのようだが、各事業のシナジーによって高い利便性や大きな満足といった付加価値を顧客に提供することができる。現在、主力のホテル運営事業とゴルフ運営事業が収益を支え、福利厚生事業がグループの要の役割を果たしているが、こうしたビジネス全体を体現しているのが旗艦事業「リソルの森」である。新型コロナウイルスの影響で、ホテル運営事業を中心に非常に厳しい時期を迎えているが、各事業のシナジーを背景にこれから巻き返そうとしているところである。 2. 「リソル生命の森」から「Sport & Do Resort リソルの森」へリニューアル 主力のホテル運営事業では、滞在期間や利用目的など多様化する宿泊ニーズに合わせ、「ホテルリソル」ブランドを中心に多彩な宿泊施設を運営している。ゴルフ運営事業では、「上級」「カントリークラブ」「カジュアル」「リゾートコース」の4つの運営スタイルで顧客ニーズに対応し、集客力は安定して強い。CCRC事業(リソルの森事業)では、上質化を狙って「リソルの森」をフルリニューアル、名称も「リソル生命の森」から「Sport & Do Resort リソルの森」へと改称した。大規模改修の中心は「もみじの里」エリアで、テラスハウスの改修やグランピング施設・露天風呂付き天然温泉施設の新設など、上質な「グランヴォー スパ ヴィレッジ」へと生まれ変わった。同時に「メディカルトレーニングセンター」を大規模改修、リゾートワークを切り口に「トリニティタウン事業」も進行している。 3. 新型コロナウイルスの業績や経済への影響は大きい 2020年3月期の業績は、売上高20,611百万円(前期比1.6%減)、営業利益423百万円(同44.8%減)となった。2020年に入って新型コロナウイルスの影響が世界的に拡大し、インバウンドの激減、国内消費の抑制など国内経済、社会活動は急速に冷え込んだ。同社の業績は2020年1月まで順調に推移していたが、2月以降、ホテル運営事業を中心に業況が低迷した。4月以降も新型コロナウイルスの影響は収束しておらず、国内外の経済活動はますます不確実性を増し、ホテル運営事業など宿泊需要への影響が大きくなっている。こうした新型コロナウイルスの影響を現段階で適正かつ合理的に算定することが困難なことから、同社は2021年3月期の業績予想を未定とした。 4. 旗艦事業「リソルの森」が長期成長を押し上げ 足元で新型コロナウイルスが猛威を振るっていても、中長期的にはインバウンドやレジャーの復活が想定される。このため、ホテル運営事業やゴルフ運営事業の基本戦略は、「withコロナ」の時代も大きく変わらないと考えられる。また、投資再生事業は引き続き毎期収益に貢献、福利厚生事業はよりグループの要としての位置付けを強め、「リソルの森」もフルリニューアルした。フォーメーションが整ってきたことで、中期的にホテル運営事業とゴルフ運営事業、投資再生事業、再生エネルギー事業が成長をけん引、長期的には旗艦事業「リソルの森」が成長を押し上げると予想する。こうした成長の背景には、後述する同社の3つの「やさしい」という長期方針がある。それぞれの「やさしい」が、企業統治や社会貢献、環境貢献を意味しており、まさにESGの理念に適う事業と言えるだろう。 ■Key Points ・同社の強みは多様な事業による重層的な連携が生み出すシナジー ・新型コロナウイルスの影響により2020年3月期は減益、2021年3月期予想は未定 ・フルリニューアルした「リソルの森」が長期成長を押し上げへ (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《NB》
関連銘柄 1件
5261 東証プライム
リソルホールディングス
5,040
11/22 15:30
+40(%)
時価総額 28,043百万円
ホテルとゴルフ場の経営が柱。福利厚生代行や再エネビジネスも。三井不動産およびコナミグループの持分法適用関連会社。リソルの森事業は業績順調。団体利用が増加。単価も上がる。ゴルフ会員権等の販売も堅調。 記:2024/06/12
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