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サカタインクス Research Memo(5):2020年12月期第1四半期は増収・増益

2020/7/9 15:45 FISCO
*15:45JST サカタインクス Research Memo(5):2020年12月期第1四半期は増収・増益 ■業績動向 1. 2020年12月期第1四半期連結業績 サカタインクス<4633>の2019年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.2%増の41,269百万円、営業利益が同20.1%増の1,908百万円、経常利益が同40.4%減の1,118百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同40.2%減の654百万円だった。平均為替レートは1米ドル=108円92銭(2019年12月期第1四半期は1米ドル=110円20銭)で、為替影響排除後ベースでは売上高が前年同期比1.8%増、営業利益が同22.2%増、経常利益が同46.8%減、親会社株主に帰属する四半期純利益が同48.2%減だった。 新型コロナウイルス感染症の影響により、印刷情報関連の印刷インキの販売低調や中国の工場稼働停止などがマイナス要因だったが、欧米を中心にパッケージ関連の印刷インキの拡販や、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出抑制で食品パッケージの需要が高まったことなどにより、全体として増収増益だった。原油価格が下落したことにより石油由来の材料価格が下落したことも寄与した。 売上総利益は前年同期比5.4%増加し、売上総利益率は22.4%で同1.1ポイント上昇した。販管費は同2.1%増加し、販管費率は17.8%で同0.4ポイント上昇した。営業外収益では主に関連会社であるシークスの減益の影響により持分法による投資利益が216百万円減少、また営業外費用ではブラジルレアル、インドネシアルピアなどの現地通貨安の進行により多額の為替差損が発生したことなどから、864百万円増加し、これらにより経常利益は前年同期比40.4%減少の1,118百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比40.2%減少の654百万円となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《EY》
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1896年創業の印刷インキメーカー。各種印刷インキ、粉体トナーなどの機能性材料を手掛ける。アルミ缶用インキで世界トップシェア。総還元性向50%以上目指す。パッケージ分野中心に環境配慮型製品を積極展開。 記:2024/07/01