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Jトラスト Research Memo(3):日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業を中心に業績は回復基調(1)

2020/3/13 15:13 FISCO
*15:13JST Jトラスト Research Memo(3):日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業を中心に業績は回復基調(1) ■業績動向 1. 2019年12月期の業績概要 Jトラスト<8508>は、国内外の金融事業、非金融事業などの事業会社を統括するホールディングカンパニーであり、日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業をベースに、東南アジア金融事業をけん引役として持続的な利益拡大を図りながら、既成概念にとらわれないファイナンシャルサービスを提供する企業体を目指している。 グループの営業収益の半分以上を海外子会社で計上しており、今後も海外を中心に事業展開を進めていくことから、ほとんどの海外子会社の決算期である毎年12月31日に決算期をそろえることで、更なるグローバルな事業の一体運営を推進し、経営情報の適時・適切な開示による経営の透明化をより一層図ることとした。決算期変更に伴い、2019年12月期は2019年4月1日から2019年12月31日までの9ヶ月間の変則決算となった。 2019年12月期決算では、日本金融事業は期初の業績予想を達成し、韓国及びモンゴル金融事業は期初予想を大きく上回る好業績であり、非金融事業でも利益を確保した。他方、東南アジア金融事業と投資事業では、前期比では損失額を圧縮したものの、引き続き損失を計上した。 以上の結果、2019年12月期の営業収益は58,105百万円、営業利益は287百万円となり、東南アジア金融事業と投資事業での不良債権処理に伴い、大幅損失を計上した前期から利益は大きく改善した。営業収益は、BJIの銀行業における貸出金の減少に伴い利息収益が減少したことなどから期初予想を下回った。一方、韓国及びモンゴル金融事業の好業績を主因に営業黒字化を果たした。営業利益は期初予想の4.7倍に達し、前期比328億円の大幅な改善となり、期待通りのV字回復を実現した。ただ、親会社の所有者に帰属する当期損益については、為替差損の計上や、繰延税金資産の回収可能性を見直し取崩しを行ったこと等に伴う法人所得税費用の増加等により、予想値を上回る損失を計上する結果となった。 2. セグメント別業績 同社グループは、日本で構築したビジネスモデルを海外展開することで、アジアの総合ファイナンシャルグループへと成長を遂げてきた。現在、日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業、東南アジア金融事業、投資事業、非金融事業(総合エンターテインメント事業と不動産事業の合算)の5事業セグメントを展開するが、メインとなる金融3事業が営業収益全体の8割強を占める。2019年12月期は、日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業、非金融事業が利益を確保し、東南アジア金融事業、投資事業の損失を補った。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《YM》
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