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ブランディング Research Memo(1):中小企業を対象としたブランディング支援では初の上場企業

2020/1/10 15:01 FISCO
*15:01JST ブランディング Research Memo(1):中小企業を対象としたブランディング支援では初の上場企業 ■要約 ブランディングテクノロジー<7067>は、中小企業を対象としたブランディング支援を行う初の上場企業である。大手広告代理店等が参入しない中小企業を対象とした領域で、ブランド構築のための様々なソリューションの提案・提供と、その実現に不可欠なデジタルマーケティング(ネット広告)の2つを軸に事業を展開している。 1. 中小企業を対象にブランド構築を支援。3つの事業セグメントで事業を展開 同社は中小企業を対象に、ブランドの構築支援ソリューションを提供している。同種のソリューションを提供する企業は、総合広告代理店や大手インターネット広告代理店など多数あるが、中小企業に特化して事業を展開することで、それらとの競合を回避し、自社の優位性を最大限に生かしながら成長を実現してきた。企業のブランド構築は、自身の「らしさ」を作り上げる内面的な行動と、それを外部に認知・浸透させる対外的行動の大きく2つのプロセスからなるが、これらのプロセスに対応する形で、ブランド事業(ブランドの内部的構築をサポート)、デジタルマーケティング事業(インターネット広告による対外的発信をサポート)、オフショア関連事業(海外及び沖縄の開発拠点の活用による低価格ソリューションの提供)の3つの事業セグメントで事業を展開している。 2. 4つの普遍的成長戦略に取り組み中。その先を見据えた新・成長戦略の策定も課題 同社は中長期の成長戦略を有しているが、上場を機に事業の土台作りと成長戦略のブラッシュアップに取り組んでいる状況だ。コンサルティング領域への進出可能性などが重要な論点となってくると見られる。普遍的・本質的な成長戦略としては、現在4つの基本方針を掲げている。すなわち、1)中小企業への総合的なソリューション提供、2)ミドル・アッパー層への顧客のランクアップ、3)業種特化型によるソリューションの深耕、4)人材の育成、の4点だ。同社は計数目標を含めた新たな中長期成長戦略を、上場2年後の2022年春を目途に発表すると見られるが、それまでの期間においても、これら4つがどのように進捗するかは重要な注目ポイントと言える。 3. 業績は順調に進捗。事業提携の効果発現に注目 2020年3月期第2四半期決算は、3つの事業セグメントがいずれも順調に進捗しており、全社業績は売上高・利益ともに期初計画を上回って着地した。2020年3月期下期も事業環境は上期同様の安定した状況が続いており、通期業績は現在の会社予想に沿って順調な進捗が期待される。同社は上場企業としての知名度を生かし、2020年3月期に入って矢継ぎ早に複数の事業提携を行った。(株)福邦銀行との提携のように営業上の効果を狙ったものや、技術・ソリューション面での充実を狙ったものなど、提携の内容・目的は様々だが、いずれも2020年3月期下期から本格的に動き出すと見られ、その効果が業績数値同様に注目される。 ■Key Points ・地銀など異業種との連携も活用し、総合的にソリューションを提供 ・顧客の成長を支援して顧客の予算・取引額の増大を図り、自社の成長につなげる ・得意業種に絞り込んでより深いソリューションを提供し、コンサルティング領域への進出を伺う (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《YM》
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集客戦略におけるブランドコンサルティングやwebサイト制作、広告運用、SNS運用、DX等のコンサルティングを行う。ブランド事業は不採算案件が減少傾向。24.3期3Q累計はオフショア関連事業が堅調。 記:2024/02/23