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鉄人化 Research Memo(3):「空間」と「コンテンツ」の掛け合わせによる価値創造。独自のシステム開発力も強み

2020/1/9 15:13 FISCO
*15:13JST 鉄人化 Research Memo(3):「空間」と「コンテンツ」の掛け合わせによる価値創造。独自のシステム開発力も強み ■企業特長 1. 好立地の良質な店舗資産 「カラオケの鉄人」の店舗は立地を厳選の上、都市部繁華街への出店を基本としているため、出店コストや競合面ではハードルが高いものの、集客力に長けた良質な店舗資産やその運営ノウハウには大きな強みがあると言える。特に、これまで実績を積み上げてきたコンテンツコラボレーション企画や新たに開始した飲食専門店とのコラボレーション業態などを含め、いかに「空間」に付加価値をつけ、収益化していくのかは、鉄人化計画<2404>の重要な戦略テーマであると同時にポテンシャルの大きさとして捉えることができるだろう。また、そこで得られたノウハウの横展開により、大阪を始め、地方中核都市への進出にも期待が持てる。 2. 独自のシステム開発力 社内にシステム開発の人的リソースを有する強みを生かしたシステム開発力にも定評がある。自社開発によるカラオケ店舗向けシステムは、カラオケサービスにかかる機能と店舗運営を効率化する機能で構成※1され、他社との差別化や店舗収益力の維持、一層の集客力向上及び収益性強化にも貢献している。今後は、選曲リモコンを活用して料金決済をセルフ化する独自サービス「カラ鉄GO」のほか、チェックインから飲食注文までを含む店舗内の動作を総合的にスマート化するとともに、「ソーシャルカラオケ®」のコンセプトのもと、リアル店舗とオンラインコミュニケーションが同期する新しい体験を提供するアプリベースのメンバーシップ型サービス※2を開始する予定である。 ※1 1)すべてのカラオケルームで集中管理された複数のカラオケ機器を利用でき、たくさんの楽曲を楽しむことができる機能、2)多様化した音楽ジャンルにおける少数派ニーズへのサービスを目的とした、他社のカラオケ機器に搭載されていない、オリジナル楽曲を提供する機能、3)POSシステムと連携し、タブレットから飲食をオーダーでき、店舗運営を効率化するほかマーケティングデータを蓄積する機能、4)会員管理機能などを有している。 ※2 「ソーシャルカラオケ®」アプリはサブスクリプション形式による会員向けのサービス(一部機能は無料会員向けにも提供)である。友達とのマッチングから店舗選定・予約、チェックイン、店舗内での飲食やカラオケ曲のオーダー、決済とチェックアウトといった一連のアクションがアプリ内で完結し、店舗体験を丸ごとスマート化するとともに、会員同士は、アプリ内のチャット機能を使ってコミュニケーションすることができる。また、「カラオケの鉄人」の特色となっているアニメ等の IPとのコラボレーションにおいても、アプリ上で楽しめるコンテンツを開発・提供する。 3. 各種知的財産とのコラボレーション 集客効果の高いアニメやゲームなど、各種知的財産(IP)とのコラボレーション企画にも強みがある。年間約100タイトルとのコンテンツコラボレーションを実現しており、それぞれのファン層の取り込みを含め、他社との差別化や集客力の向上につながっている。各種知的財産の取扱いには精緻なノウハウが必要とされるが、同社はこれまでの圧倒的な実績を通じてIPホルダーとの信頼関係を築いており、それが同社ならではのコンテンツコラボレーションを可能としている。また、同社の強みを生かして、企画・プロモーションの他社向けサブライセンスビジネス※にも取り組んでおり、収益源の多様化も図っている。 ※サブライセンスとは、ライセンシー(実施権者)がライセンスされた知的財産を、さらに第三者にライセンスすること。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《YM》
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時価総額 5,541百万円
東京・神奈川でカラオケ店を展開。飲食店や美容サロン店も。24.8期1Qは飲食が回復。サロンも堅調。ただカラオケの二次会需要が低調で黒字化に至らず。通期では年末需要捉えて黒字化を目論む。継続前提に重要事象。 記:2024/02/05