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フォーバル Research Memo(5):第2四半期はリンクアップ売却で減収となるも、全4セグメントが順調

2020/1/6 15:25 FISCO
*15:25JST フォーバル Research Memo(5):第2四半期はリンクアップ売却で減収となるも、全4セグメントが順調 ■業績動向 1. 2020年3月期第2四半期の業績概要 フォーバル<8275>の2020年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.6%減の24,802百万円、営業利益が同13.6%増の1,540百万円、経常利益が同15.9%増の1,610百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同38.8%増の1,235百万円となり、連結子会社リンクアップの売却(2019年4月)の影響で減収ではあるが、増益に転じた。 売上高に関しては、見掛け上は減収となっているが、前年同期の売上高からリンクアップ分(モバイルショップビジネスグループ)を除いた売上高21,247百万円と比較すると前年同期比16.7%増の増収であり、実際には好調に推移していることがわかる。すべてのセグメントが伸びているが、特にフォーバルビジネスグループとフォーバルテレコムビジネスグループの増収額が大きい。フォーバルビジネスグループでは、アイコンサービスの成長とともに、第一工芸社(2018年10月に子会社化)が寄与した。フォーバルテレコムビジネスグループでは光回線サービスやISPの販売が順調に拡大している。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、産業用太陽光システムや蓄電池の販売が好調。人材教育部門であるその他セグメントもITエンジニアの派遣事業やセミナー関連事業が好調に推移した。 利益に関しては、原価率が高かったリンクアップが離脱したことも影響して売上総利益率が前年同期比4.8ポイント上昇した。販管費の増加分を吸収して営業増益となった。フォーバルビジネスグループで人材採用を積極化した影響で営業利益は微増となった。フォーバルテレコムビジネスグループを始めとする他の事業セグメントはすべて大幅増益である。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益には、リンクアップの関係会社株式売却益(特別利益)が含まれる。 リンクアップの連結除外により財務の安全性がさらに向上 2. 財務状況と経営指標 2020年3月期第2四半期末の総資産は前期末比2,931百万円減の29,392百万円となった。そのうち流動資産は2,946百万円減であり、受取手形及び売掛金の1,633百万円減、商品及び製品の802百万円減、未収入金の550百万円減などが主な要因である。固定資産は15百万円増であり、大きな変化はなかった。資産の減少は、リンクアップの連結除外の影響が大きい。 負債合計は前期末比3,488百万円減の17,231百万円となった。そのうち流動負債は3,410百万円減であり、支払手形及び買掛金の1,558百万円減、未払金の968百万円減などが主な要因である。固定負債は78百万円減で大きな変化はない。負債の減少も、リンクアップの連結除外の影響が大きい。有利子負債の残高は4,595百万円であり、現金及び預金8,765百万円と比較しても低水準にある。 経営指標(2020年3月期第2四半期末)では、流動比率が140.3%(前期末130.1%)、自己資本比率が38.3%(同32.6%)となっており、リンクアップの連結除外により財務状態はさらに安全性を増した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《ST》
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