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リソー教育 Research Memo(4):全セグメントが増収となり、2ケタの増収増益で着地

2019/12/11 15:14 FISCO
*15:14JST リソー教育 Research Memo(4):全セグメントが増収となり、2ケタの増収増益で着地 ■業績の動向 1. 2020年2月期第2四半期決算の概要 リソー教育<4714>の2020年2月期第2四半期決算は、売上高12,987百万円(前年同期比10.0%増)、営業利益1,166百万円(同19.8%増)、経常利益1,165百万円(同19.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益727百万円(同25.3%増)と、増収増益で着地した。 同社は通期ベースで業績予想を管理しており第2四半期の業績予想を公表していない。したがって事前予想との比較はない。しかしながら、通期予想に対する進捗率や前年同期比伸び率などから判断すると、通期予想の線に沿った順調な進捗だったと弊社では評価している。 売上高は5つの事業セグメントすべてで前年同期比増収となり、全社ベースでは前述のように前年同期比10.0%増収となった。増収額では売上構成比で47%を占める学習塾事業(TOMAS)の伸長が大きく、増収額1,179百万円の約47%に相当する551百万円の増収となった。一方伸び率では、学校内個別指導事業(スクールTOMAS)の伸びが17.1%増と最も高く、以下、幼児教育事業(伸芽会)の12.4%増、学習塾事業の9.4%増と続いた。 利益面では、売上総利益率が28.1%となり、前年同期の27.4%から0.7ポイント改善した。収益性の高い幼児教育事業が全社平均を上回る増収率となって売上構成比を高めたことや、学校内個別指導事業の採算性が大きく改善したことが要因とみられる。販管費は前年同期比9.4%増となったが売上高の伸び率を下回ったため販管費率は19.1%と、前年同期の19.2%から0.1ポイント改善した。これらの結果、営業利益は前述のように前年同期比19.8%増となり、営業利益率は9.0%と前年同期の8.2%から0.8ポイント改善した。 2020年2月期第2四半期決算のポイントは2つあると弊社では考えている。1つは、生徒数の増加を伴った増収を実現していることだ。同社は学校・教室数も増やしつつあるが、その影響を排除した実質ベースでも生徒数を増加させることに成功している。少子化の影響下にあって数量(生徒数)と単価の両要因で増収を達成している稀有な企業と言うことができる。もう1つは5つの事業セグメントすべてで利益率が社内目標を達成したことだ。前年同期との比較においても学校内個別指導事業が黒字転換を果たすなど、全般に利益率が改善傾向にある。こうした2つの点で充実した結果を残したということで、2020年2月期第2四半期が好決算であったことはもちろん、質的にも充実した半年だったと評価することができるだろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《ST》
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時価総額 42,958百万円
首都圏を中心に個別学習塾「TOMAS」を展開。英会話教室や家庭教師、幼児塾も。収益は講習会授業を実施する2Qと4Qに偏重傾向。24.2期3Q累計は新規開設塾が貢献。学校内個別指導受託も伸長して増収増益に。 記:2024/02/07