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USENNEX Research Memo(2):75万件に上る顧客基盤を生かす

2019/12/10 15:12 FISCO
*15:12JST USENNEX Research Memo(2):75万件に上る顧客基盤を生かす ■会社概要 1. 会社概要 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は祖業の音楽配信を始め、定額制映像配信、店舗・施設運営のための支援ツールやソリューションなどの商材やサービスを、傘下の子会社を通じて業務店や商業施設などの顧客に提供する持株会社である。同社は旧U-NEXTと旧USENが再統合して設立された。統合の目的は、同社最大の経営資産である75万件に上る業務店や商業施設など顧客基盤を生かすことにある。強力な直販体制に加え子会社各社の有するテレマーケティング、Webマーケティング、代理店網などの販売力、及び音楽・映像コンテンツ、ネットワークインフラといったグループ企業それぞれが持つ強みを融合し、各社の有する主力商品をクロスセルすることでグループシナジーを創出していこうという考えである。また、IoTやAIなど次世代の技術に対応できる企業グループとして、機動的な成長戦略を実現していくことも統合の目的である。さらに、グループの共通機能を集約することで、各社独立していることによる重複コストを削減、オペレーションの効率向上につながることも期待される。 有線放送を祖業にデジタル化と多角化を推進 2. 沿革 同社は、宇野元忠(うのもとただ)氏が1961年に創業、(株)大阪有線放送社を設立し、その後全国を網羅する有線放送網を構築した。1998年に宇野康秀(うのやすひで)氏が社長に就任すると、有線放送で培った顧客基盤・インフラを利用して、店舗支援サービスやブロードバンドサービス、動画配信・電子書籍などコンテンツ提供サービスなど多角化とデジタル化へと舵を切った。その中で、ブロードバンド事業を展開していた(株)U'sブロードコミュニケーションズ(後のU-NEXT)が、2010年12月にUSENからテレビ向け有料映像配信サービス事業と個人向け光回線などの販売代理店事業を承継して独立した。しかし2017年12月には、USENとU-NEXTが別々に保有する顧客基盤や販売チャネル、業務店支援ノウハウなどのグループの強みを生かすため、両社は再統合することになった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
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店舗向け音楽配信サービス首位。インターネットサービスの代理店販売、オフィスのICT環境構築、自動精算機製造販売等も。通信事業は好調。法人向けサービス、自社光回線サービス等が堅調。24.8期1Qは収益好調。 記:2024/01/28