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ダイナック Research Memo(5):2019年12月期第2四半期は通期の新規出店・業態変更・閉店を順調に消化

2019/9/3 15:05 FISCO
*15:05JST ダイナック Research Memo(5):2019年12月期第2四半期は通期の新規出店・業態変更・閉店を順調に消化 ■業績の動向 2. 店舗異動の状況 2019年12月期は、新規出店を比較的抑制した計画でスタートしており、こうした傾向がここ数年は続いている。バー・レストランでは不動産市況や労働需給等の問題があるほか、ゴルフクラブレストランは相手との交渉事でありダイナックホールディングス<2675>だけでコントロールできない面がある。またその他受託では、道の駅や高速道路SA/PA施設などの受託には複数年の準備期間が必要な上、入札で決まる等の制約がある。こうしたことが背景にある一方、閉店については毎年一定数が相手方(不動産オーナー)の事情で発生する。この結果、店舗数的には減少トレンドが続いている。 こうしたなか、2019年12月期第2四半期は、4店舗を新規出店する一方、10店舗を閉店し、期初の通期計画に対して順調な進捗となった。第2四半期末(2019年6月末)の店舗数は248店舗となった。 内訳では、バー・レストランが2店舗出店する一方7店舗閉店し、第2四半期末の店舗数は150店舗となった。通期計画では出店3店舗、閉店8店舗を予定していたが、出店、閉店とも第2四半期でその大半を終了した。 バー・レストランの業態変更は4店舗で実施した。新業態への挑戦や、リ・ブランディングは成長戦略における重点取り組み事項(後述する“高付加価値業態へのシフト”)の1つであり、ここ数年積極的に取り組んでいる。前述のように新規出店を積極化させにくい現況では収益拡大の有効な施策(新規出店と実質的に同じ効果が期待できる)として業態変更に注力している。 ゴルフクラブレストランは年間5件の新規受託を基本線に掲げて臨んでいるが、2019年12月期第2四半期は1件の新規受託にとどまった。しかしながら8月1日営業開始(会計上は下期業績に反映)の新規受託が2件あり、これまでに3件の新規受託を確保している。 その他受託の中の新規出店は新名神高速道路・鈴鹿パーキングエリアの「PIT SUZUKA」(2019年3月17日営業開始)の運営受託だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《ST》
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首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07