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ヒーハイスト Research Memo(4):2019年3月期は増収ながら納期対応等の費用増で減益

2019/7/8 15:44 FISCO
*15:44JST ヒーハイスト Research Memo(4):2019年3月期は増収ながら納期対応等の費用増で減益 ■業績動向 1. 2019年3月期の業績概要 ヒーハイスト精工<6433>の2019年3月期決算は、売上高が前期比4.8%増の2,750百万円、営業利益が同21.0%減の177百万円、経常利益が同24.5%減の177百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同32.7%減の111百万円となった。 半導体業界向け製品は減少したものの、直動機器の受注対応及びレース用部品の顧客からの要望に応え続けたことから売上高は予想どおりとなったが、一方で納期対応のための人件費や外注加工費等が増加したこと、一部のコスト(修繕費等)を前倒ししたこと、在庫の評価損を計上したことや賞与を支給したことなどから営業利益は予想を下回り、前期比で減益となった。 設備投資額は、169百万円(前期285百万円)、減価償却費は148百万円(同118百万円)であったが、主な投資は、秋田工場での機械加工室新設及び新規加工機(CNC旋盤)の導入などであった。 2. 品目別状況 各品目別状況は以下のようであった。 (1) 直動機器 産業用機械向けは生産・出荷が増加したが、半導体製造装置向けが特に第2四半期以降に失速し、通期の売上高は1,617百万円(前期比0.7%減)となった。主要顧客であるTHK向けは、受注残が豊富であったことから生産がやや間に合わなくなったこともあり、一部で人海戦術で対応したことから、コストが予想以上に増加し、利益への貢献は予想を下回った。 (2) 精密部品加工 レース用部品を中心に顧客からの高精度化や短納期の要望に応え続けたことから、売上高は847百万円(同16.2%増)と2ケタの増収となった。ただし、短納期への対応などで予想以上に人件費や外注加工費が増加したことから利益への貢献は売上高の伸びほど大きくはなかった。 (3) ユニット製品 中国の液晶メーカー向けが失速したが、国内企業向けに販売を伸ばし、売上高は285百万円(同7.4%増)と前期比で増収を確保した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《SF》
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時価総額 1,592百万円
ベアリングメーカー。円筒直動ベアリングやユニット製品や精密部品加工などを手掛ける。産業機械用の直動ベアリングに強み。精密部品加工はレース用部品の供給減などが響く。24.3期3Q累計は直動機器が増収。 記:2024/04/15