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ヒーハイスト Research Memo(1):主力事業は高度な精密部品加工。R&D用やレース用特殊部品に強み

2019/7/8 15:41 FISCO
*15:41JST ヒーハイスト Research Memo(1):主力事業は高度な精密部品加工。R&D用やレース用特殊部品に強み ■要約 ヒーハイスト精工<6433>の主力事業は、高度な精密部品加工であり、主に3つの領域(直動機器、精密部品加工、ユニット製品)に分けられている。主要顧客としてTHK<6481>や本田技研工業<7267>(以下、ホンダ)の研究所を抱えており、同社の技術力が高いことを裏付けている。ただし、大部分がOEM供給や研究開発用やレース用車種の特殊部品であることから、業績が急変することは少ない。今後は、現在持っている高い加工技術を生かして新分野へ展開することで成長を目指している。 1. 2019年3月期(実績):営業利益は予想を下回る 2019年3月期決算は、売上高が前期比4.8%増の2,750百万円、営業利益が同21.0%減の177百万円、経常利益が同24.5%減の177百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同32.7%減の111百万円となった。半導体業界向け製品は減少したものの、直動機器の受注対応及びレース用部品の顧客からの要望に応え続けたことから売上高は予想どおりとなったが、納期対応のための人件費や外注加工費等が増加したことから利益は予想を下回った。 2. 2020年3月期通期(予想):5.3%減収ながら利益は横ばい予想 2020年3月期通期の業績は、売上高で前期比5.3%減の2,603百万円、営業利益で同0.5%増の178百万円、経常利益で同0.7%増の178百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同3.6%増の115百万円と予想されている。半導体向けは上半期までは低迷が予想されるため減収予想となっているが、下半期以降はレース用も含めて不透明感が強いことから堅めの予想となっている。 3. 中期経営計画:「不易流行」に基づいたSWOT分析による戦略を推進 特別な中期経営計画等は発表していないが、基本的な経営方針は、松尾芭蕉が唱えた「不易流行」(どのような時代や環境になろうとも、変えてはならないことと、その時代時代の環境の変化に順応していかなければならないことがある)の考えに基づいている。今後も市場の変化を注視して取るべきアクションを慎重に見極めながらも、一度決めたら素早いスピードでシフトしていくことを経営の基本方針としているが、この考えに基づいた「SWOT分析」による戦略を遂行する。 ■Key Points ・高度な精密部品加工が主力事業、大手向けOEMや特定顧客向け売上高が多い ・2020年3月期通期業績は、5.3%減収、0.5%営業増益と堅め予想 ・経営方針は「不易流行」、今後も市場の変化を見極める (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《SF》
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