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クオールHD Research Memo(4):コントラクトMR派遣のCSO事業を中核にCRO事業など4つの事業を展開

2019/6/25 15:54 FISCO
*15:54JST クオールHD Research Memo(4):コントラクトMR派遣のCSO事業を中核にCRO事業など4つの事業を展開 ■クオールホールディングス<3034>の会社概要 3. BPO事業 BPOとはBusiness Process Outsourcing(業務プロセスの一部を継続的に外部の専門的な企業に委託すること)の略であり、BPO事業セグメントは他社からの業務受託がその基本的な内容となっている。具体的には、CSO事業、派遣紹介事業、CRO事業、出版関連事業の4つの業務を展開している。 (1) CSO事業 CSOとはContract Sales Organization(医薬品販売業務受託機関)の略で、BPO事業セグメントの中では、CSO事業が圧倒的に大きなウエイトを占めており、中核事業という位置付けだ。CSO事業と後述する医療従事者を中心とする派遣・紹介事業とを合わせた売上高は、BPO事業セグメントの約90%を占めるとみられる。したがって、BPO事業を見るうえでは、CSO業界の事業環境及び医療従事者の労働需給動向が重要なポイントと言える。 CSO事業は製薬企業との契約により、営業・マーケティング活動を受託・代行し、医薬品の販売活動に関する一連のサービスを提供するもので、人材派遣事業の一種と言うことができる。具体的には、アポプラスステーションがMR(Medical Representative、医薬情報担当者)を採用し、契約した製薬企業にMRを派遣している。派遣されたCMR(コントラクトMRの略)は、医療機関・医療関係者に対して、担当する製薬会社の医薬品について営業活動を行うことになる。 (2) 派遣紹介事業 派遣紹介事業では多職種の医療従事者を対象としているが、その中では薬剤師が中心となっており、業種別派遣者数ランキングでは、薬剤師においては業界トップ10に食い込む規模と推定される。 医療業界では恒常的に人手不足感が強く、同社の派遣紹介事業も急成長が続いており、BPO事業の中で、派遣紹介事業は成長事業という位置付けだ。保険薬局事業とのシナジー効果を追求して、今後も高成長を継続することを目指している。 (3) CRO事業 CROはContract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)の略だ。CRO事業では医療用医薬品、OTC薬品、食品、ヘルスケアの各領域において、治験・臨床研究に関して企画からパブリケーションまでトータルソリューションを提供している。最も典型的な業務は、製薬企業から委託を受けて、医薬品開発の際に医療機関において行われる臨床試験をトータルでサポートするというものだ。 (4) 出版関連事業 出版関連事業は子会社のメディカルクオール(株)が行っている。医薬品の販売促進用資料や、医療関係者・患者向けのパンフレット、書籍、雑誌等の受託制作が主な内容だ。同社は、保険薬局事業やCSO・CRO各事業等を通じて、医療機関と患者の双方について深い知見及び商流を有しており、それを生かした事業と言える。近年はデジタル化の流れに沿って顧客のために自社内にスタジオを設置し、顧客のWeb配信へのサポート事業も展開している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《SF》
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時価総額 72,437百万円
大手調剤薬局チェーン。首都圏中心に「クレオール薬局」を運営。CSO事業など医療関連事業も。922店舗展開。18店舗の新規出店実施。保険薬局事業は売上増。M&A効果などが寄与。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/04/15