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エレマテック Research Memo(3):今後は“付加価値創造”を2基目の成長エンジンに追加する計画

2019/6/21 15:03 FISCO
*15:03JST エレマテック Research Memo(3):今後は“付加価値創造”を2基目の成長エンジンに追加する計画 ■会社概要 2. 特長と強み エレマテック<2715>の特長としてまず挙げられるのは、多数の取引先と商材を抱える点だ。同社は国内外の61拠点を通じて、仕入先(メーカー)約7,300社、販売先(ユーザー)約6,200社との間で、電子材料や電子部品を中心とする広範囲で多様な商材の取引を行っている。2つ目の特長は、成長市場への機敏な適応力だ。これら2つの特長が結び付いて、同社の最大の特長とも言える、“業績の安定成長性”や“高い業績安定性”の実現につながっていると弊社では理解している。 詳細は後述するが、同社は現在、米中貿易摩擦の激化という事業環境激変のなか、成長市場がスマートフォンから自動車など次の成長分野に移り変わる過渡期にある。事業環境と成長分野という2つの変化に同時に直面しながらも、業績面では安定成長を持続している点に同社の強みが遺憾なく発揮されていると言える。 同社が提供しているのは、最適な部材の供給、信用供与・ファイナンス、納期・在庫の管理といったエレクトロニクス商社としてのベーシックなサービス・機能だけではない。加工サービス、調達代行サービスなど、より高度で付加価値の高いサービス・機能も提供している。同社は5つのサービス・機能を掲げているが、こうした機能があるからこそ、多様な商材をビジネスにつなげ、業績に落とし込むことができているということだ。 同社は今後、自社の有する特長・強みと、独立系技術商社としての機能・知見とを組み合わせ、「付加価値創造」の取り組みを強化する方針だ。そして、この「付加価値創造力」を成長のメインエンジンの1つとしていく方針だ。これまでは、成長市場への機敏な対応力が収益成長のけん引力であったが、今後は、付加価値創造というもう1基のエンジンが加わることになる。付加価値創造に関する具体的な取り組みや方向性は中長期の成長戦略の項で詳述するが、同社が自社の強みとして有する5つのベーシック機能をこれまで以上に強化・活用してそれを実現していくことになる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《ST》
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豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。自動車領域に注力。配当性向は50%目安。国内はディスプレイ向け各種関連部材の販売が伸び悩む。中国はゲーム機向け各種関連部材が足踏み。24.3期3Qは欧米が堅調。 記:2024/04/08