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中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】

2024/10/2 16:03 FISCO
*16:03JST 中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】 2日の日経平均は大幅反落。843.21円安の37808.76円(出来高概算20億5000万株)で取引を終えた。中東情勢を巡る地政学リスクの高まりによるリスク回避の動きが強まった。大幅に反落して始まると、前場中盤には37892.27円まで水準を切り下げた。中東情勢の悪化が長期化することによる世界的なインフレ懸念再燃も警戒され、ヘッジファンドなどの短期筋による先物売りも相場を押し下げる要因につながった。心理的な節目の38000円を下回る局面では押し目を拾う動きもみられたが、海外メディアが「イスラエルが数日以内にイラン攻撃への対応を計画」と伝えたことから、大引けにかけて下げ幅を広げ37651.07円まで下押しした。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1400に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭、鉄鋼など5業種が上昇。一方、空運、電気機器、銀行、保険など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、エーザイ<4523>、三井物<8031>、住友鉱<5713>、出光興産<5019>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。 中東情勢の緊迫化が警戒され、前日の米国市場では主要株価指数が下落。東京市場にも目先のリスクを回避する動きが強まった。世界経済への悪影響を警戒する向きも多く、日経平均の下げ幅は一時1000円を超えた。一方、地政学リスクの高まりによって原油市況が上昇しており、資源株が上昇したほか、海上運賃の上昇への思惑から海運株が買われる場面もみられた。 中東情勢の緊迫化を背景に時間外取引で原油先物相場が2%近く上昇している。原油高や輸送コスト高などが警戒されるほか、中東での供給網の寸断なども警戒され、当面は中東情勢をにらみながら不安定な動きが続くことが想定される。日経平均は一時下値のめどとみられる200日線水準(37803円)をも下回ったため、目先は下値を模索する局面となりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4523 東証プライム
5,477
10/2 15:00
+79(%)
時価総額 1,624,297百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
5019 東証プライム
1,059
10/2 15:00
+32(%)
時価総額 1,577,194百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5713 東証プライム
4,589
10/2 15:00
+143(%)
時価総額 1,334,545百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6367 東証プライム
20,210
10/2 15:00
+180(%)
時価総額 5,923,834百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
1,847.5
10/2 15:00
-100(%)
時価総額 3,591,281百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
6,556
10/2 15:00
-334(%)
時価総額 5,023,004百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8031 東証プライム
3,328
10/2 15:00
+37(%)
時価総額 10,075,144百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
25,080
10/2 15:00
-960(%)
時価総額 11,828,556百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
46,780
10/2 15:00
-1,930(%)
時価総額 14,886,378百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,476
10/2 15:00
-206(%)
時価総額 14,603,758百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17