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後場に注目すべき3つのポイント~米株高で上昇75日線では上値重く

2024/9/24 12:22 FISCO
*12:22JST 後場に注目すべき3つのポイント~米株高で上昇75日線では上値重く 24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日続伸、米株高で上昇75日線では上値重く ・ドル・円はもみ合い、方向感を欠く値動き ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762> ■日経平均は4日続伸、米株高で上昇75日線では上値重く 日経平均は4日続伸。前営業日比251.07円高(+0.67%)の37974.98円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引を終えている。 23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は61.29ドル高(+0.15%)の42124.65ドル、ナスダックは25.95ポイント高(+0.14%)の17974.27、S&P500は16.02ポイント高(+0.28%)の5718.57で取引を終了した。年内の追加利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。9月サービス業PMIが予想を上回ったことを受けた長期金利の上昇で、相場は一時失速した。しかし、ソフトランディングを期待した買いや連邦準備制度理事会(FRB)高官が追加大幅利下げも除外しない考えを示したため下値も限られ、終盤にかけ持ち直し相場はプラス圏を維持、ダウは連日過去最高値を更新し終了。 連休明けの東京市場は、米国株の上昇を受けて、買い優勢で取引を開始した。日経平均は75日移動平均線が位置する38291円水準を一時上回る場面も見られたが、買い一巡後は円安基調一服などを材料に上げ幅を縮小。半導体株が総じて安かったことも影響して、日経平均は38000円水準でのもみ合いとなった。 日経平均採用銘柄では、鉄道インフラ保守にエヌビディアのAI技術を活用と発表した日立<6501>が年初来高値を更新したほか、日本製鋼所<5631>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>が上昇。また、ソニーグループ<6758>が証券会社のポジティブなレポートを材料に買われた。このほか、三越伊勢丹HD<3099>、TDK<6762>、オムロン<6645>、フジクラ<5803>などが買われた。 一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が総じて軟調推移。このほか、第一三共<4568>、レゾナックHD<4004>、ニトリHD<9843>、エーザイ<4523>などが売られた。 業種別では、精密機器、電気・ガス業、水産・農林業、不動産業、海運業などが上昇した一方、空運業、陸運業、サービス業、医薬品、銀行業などが下落した。 為替は1ドル143円台半ばで推移しており、20日の植田和男日銀総裁の記者会見以降の円安ドル高は一服している。ドルインデックスは100.5水準と年初来安値圏での推移は変わらず。FRBの方針が明確となり長期的な日米金利差の縮小傾向が改めて確認されたことから、為替は緩やかに円高ドル安に進むだろう。後場の為替市場は、じりじりとした円高ドル安が進む可能性もあることから、日経平均は上げ幅をより縮小するかもしれない。本日を含めて4連騰していることから、いったんは利益確定の流れが強まると考える。 ■ドル・円はもみ合い、方向感を欠く値動き 24日午前の東京市場でドル・円は方向感を欠き、143円台でもみ合った。連休明けの東京株式市場で日本株が強含み、リスク選好の円売りでドルは一時143円91銭まで上昇。その後は米金利の失速でドル売りに振れ、143円37銭まで反落する場面もあった。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円37銭から143円91銭、ユーロ・円は159円24銭から159円81銭、ユーロ・ドルは1.1103ドルから1.1115ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・エムビーエス<1401>、アズジェント<4288>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・8月シカゴ連銀全米活動指数:+0.12(予想:-0.20、7月:-0.42←-0.34) ・米・9月製造業PMI速報値:47.0(予想:48.6、8月:47.9) ・米・9月サービス業PMI速報値:55.4(予想:55.2、8月:55.7) 【要人発言】 ・潘功勝・中国人民銀行総裁 「年末までに預金準備率をさらに引き下げる可能性」 「引き続き支援的な金融政策措置を講じる」 ・鈴木財務相 「日銀には政府と密接に連携し、物価目標実現に向け適切な政策運営を期待」 <国内> ・特になし <海外> ・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(4.35%に据え置き予想) 《CS》
関連銘柄 21件
1401 東証グロース
806
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 6,232百万円
外壁蘇生コーティングシステム「ホームメイキャップ」、「スケルトン防災コーティング」が主力。建築工事業、不動産事業等も。山口県宇部市に本社。原価低減及び経費削減図る。売上高経常利益率10%以上目標。 記:2024/10/22
2,151.5
11/22 15:30
-40(%)
時価総額 839,773百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4288 東証スタンダード
582
11/22 15:30
+14(%)
時価総額 2,221百万円
セキュリティソフトを輸入販売。導入支援や運用・保守も。商品とセキュリティ・ノウハウを組み合わせたハイブリッド型サービスビジネスへの転換を推進。企業・公共向けとも伸びる。新セキュリティ監視センター稼働へ。 記:2024/08/11
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5631 東証プライム
6,486
11/22 15:30
-22(%)
時価総額 482,617百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6526 東証プライム
2,360
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 423,382百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6645 東証プライム
5,011
11/22 15:30
-98(%)
時価総額 1,033,494百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25