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後場に注目すべき3つのポイント~米株高を素直に材料視した展開に

2024/9/20 12:20 FISCO
*12:20JST 後場に注目すべき3つのポイント~米株高を素直に材料視した展開に 20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅高で3日続伸、米株高を素直に材料視した展開に ・ドル・円は下げ渋り、日銀は現行政策を維持 ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035> ■日経平均は大幅高で3日続伸、米株高を素直に材料視した展開に 日経平均は大幅高で3日続伸。前日比780.25円高(+2.10%)の37935.58円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。 19日の米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は522.09ドル高(+1.26%)の42025.19ドル、ナスダックは440.68ポイント高(+2.51%)の18013.98、S&P500は95.38ポイント高(+1.70%)の5713.64で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が4カ月ぶり低水準となり労働市場の減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げが奏功し経済がそれほど落ち込まずソフトランディングにとどまるとの期待感も強まり、続伸した。ハイテクも強く相場を支援し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了。 米国株の大幅反発を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。米ハイテク株の上昇を受けて、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上げが目立ち、日経平均は37700円台でスタートし、38000円台手前まで上げ幅を拡大。25日移動平均線(37450円水準)及び200日移動平均線(37620円水準)を上回った状態で前場の取引を終えた。 日経平均採用銘柄では、東京エレクトロンのほか、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の多くが買われた。また、黒鉛電極の販売価格引き上げ発表を受けて、レゾナック・ホールディングス<4004>が買われたほか、東海カーボン<5301>にも思惑的な買いが向かった。このほか、川崎重工<7012>、村田製作<6981>、太陽誘電<6976>、古河電工<5801>、SUMCO<3436>、電通グループ<4324>などが上昇した。 一方、京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>など私鉄株が総じて軟調だったほか、イオン<8267>、丸井グループ<8252>、Jフロント<3086>など小売関連も安い。このほか、ZOZO<3092>、住友ファーマ<4506>、協和キリン<4151>などが下落した。 業種別では、石油・石炭製品、電気機器、非鉄金属、ガラス・土石製品、銀行業などが上昇した一方、陸運業、電気・ガス業の2セクターのみ下落した。 ランチタイムの為替は1ドル142円50銭水準で推移している。11時40分時点では、開催されている日本銀行の金融政策決定会合の結果は伝わっていないが、市場コンセンサスは「金融政策の現状維持」のため発表後、為替市場、株式市場の動きは限定的と考える。市場の関心は15時30分からの植田和男日銀総裁の記者会見に向かっており、後場の東京市場は目立った動きはないだろう。日経平均は高値圏でのもみ合いとなりそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、日銀は現行政策を維持 20日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。朝方に142円93銭まで値を上げたが、日本のインフレ上昇圧力を受け、円買いで142円14銭まで下落。ただ、日銀は金融政策決定会合で現行政策の維持を決め、追加利上げ期待の円買いは後退している。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円14銭から142円93銭、ユーロ・円は158円67銭から159円49銭、ユーロ・ドルは1.1157ドルから1.1163ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・プレシジョン・システム・サイエンス<7707>の、1銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・8月全国消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.8%(予想:+2.8%、7月:+2.7%) 【要人発言】 ・鈴木財務相 「米利下げに伴う市場の影響は一概には言えない」 <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・15:30 植田日銀総裁会見 <海外> ・15:00 英・8月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:+0.4%、7月:+0.5%) 《CS》
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4151 東証プライム
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時価総額 1,362,420百万円
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4324 東証プライム
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時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
5301 東証プライム
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+6(%)
時価総額 210,074百万円
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時価総額 448,806百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
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時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
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7012 東証プライム
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時価総額 1,054,886百万円
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時価総額 7,996百万円
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8035 東証プライム
22,250
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+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8252 東証プライム
2,418
11/22 15:30
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時価総額 504,540百万円
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8267 東証プライム
3,608
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 3,145,905百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
9001 東証プライム
2,569
11/22 15:30
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時価総額 516,921百万円
私鉄大手の一角。関東私鉄で営業距離最長。東京スカイツリー、東武動物公園、東武ワールドスクエアなど豊富な観光資源が強み。不動産事業、百貨店業等も。25.3期は小幅増収計画。鉄道業の利用者回復などを見込む。 記:2024/07/07
9007 東証プライム
1,552
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 571,909百万円
大手私鉄の一角。新宿駅と小田原駅を結ぶ小田原線など3路線を展開。小田急百貨店等の流通業、小田急不動産等の不動産業、ホテル業等も。25.3期は増収計画。不動産分譲業における計上予定戸数の増加を見込む。 記:2024/07/07
9009 東証プライム
3,839
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-4(%)
時価総額 661,886百万円
東京都心と成田国際空港を結ぶスカイライナーなどを運行する大手私鉄。1909年創業。流通業や不動産業、ホテル運営等も。オリエンタルランドの大株主。今期は運輸業における成田空港輸送の増加などを見込む。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25